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RESULT

RESULT 2012年

2012 Mooloolaba ITU Triathlon World Cup

開催日 2012年3月24日(土) 男子15:00 スタート / 25日(日) 女子12:45 スタート
開催地 オーストラリア ムールーラバビーチ
コース オリンピックディスタンス51.5km(スイム1.5km/バイク40km/ラン10km)ITU公認コース

【女子レース結果】※上位選手及び日本人選手

順位 氏名 記録
エリン・デンシャム(オーストラリア) 2:03:32
ニコラ・スピリグ(スイス) 2:04:24
アンドレア・ヒューイット(ニュージーランド) 2:04:31
23 菊池日出子(宇都宮村上塾) 2:09:31
28 庭田清美(アシックス・ザバス) 2:10:29
33 高橋侑子(法政大学) 2:11:46
38 中西真知子(ベストアメニティ) 2:14:36
39 田中敬子(チームゴ―ヤ) 2:14:49
40 川島えり(日本食研) 2:15:22
43 中島千恵(トーシンパートナーズ・チームケンズ) 2:18:44

【男子レース結果】※上位選手及び日本人選手

順位 氏名 記録
ローラン・ビダル(フランス) 1:53:22
ブラッド・カーフェルト(オーストラリア) 1:53:22
デビッド・ハス(フランス) 1:53:22
16 山本良介(トヨタ車体) 1:54:57
49 椿浩平(宇都宮村上塾) 2:01:25
DNF 佐藤治伸(日本食研)  

【関連Webサイト】

大会HP男子 http://www.triathlon.org/results/results/2012_mooloolaba_itu_triathlon_world_cup/7180/
大会HP女子 http://www.triathlon.org/results/results/2012_mooloolaba_itu_triathlon_world_cup/7178/
実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

【レースリポート】

レースリポート

24日土曜日、先ず佐藤選手が出場しました。出場選手のほとんどが高波と遠浅の難コースへ飛びこんでいきました。1500m1周回の為、沖にコースが長く佐藤選手の位置を確認することが難しく、次々にスイムアップする選手をファインダーから覗いておりました。なかなか上がってこず集団から大きく遅れ単独でスイムを上がる佐藤選手に目を疑うほどでした。バイクに移り全くペースが上がらないながらも懸命に前を追走しましたが、トップ集団に周回されてしまい、レースを終了する結果となりました。

翌日の25日、川島選手が挑みました。男子以上に打ち寄せる波が強く心配していましたが、苦手とする条件の中、日本人トップでスイムを上がりました。バイクへのトランジットで第2集団を逃してしまい、第3集団のレース展開となりました。高低差の大きいコースでしたが冷静に周囲の状況を見ているように感じました。しかし、集団のペースが上がらず周回を重ねる毎に前との差が開くばかりでした。ランへ移るとバイク集団で貯めていた選手が勢いよく飛び出していくなか、強化記録会後の練習不足が影響し、全く戦えないまま40位のゴールとなってしまいました。

《ヘッドコーチ 相澤義和》

【佐藤選手コメント】

前回のサリナス大会に引き続き、普段の力を発揮できずにバイク途中で失格となってしまいました。サリナス大会から体調も回復し、目標通りの練習を積めていただけに非常に残念な結果です。しかし、集団から脱落後も4月7日のアジア選手権を常に見据えて最後まで諦めずに戦えました。必ずアジア選手権に繋がる遠征であったと確信しております。しっかりと調整し、アジア選手権では最高の状態でレースに挑めるよう精一杯取り組んで参ります。

【川島選手コメント】

今回、強化記録会の結果で初めてムールーラバW杯に出場しました。しかし強化記録会後からの右足の故障によって、ラン練習が全く出来ない状態だったので、一時はレース出場も危ぶまれる中、スイム・バイクで距離・質・レース対応を兼ねた練習を行い痛み止めを服用し出場することを決めました。ある程度のコース特徴を教えてもらい、余り得意ではないビーチスタート、長いビーチラン、波の高さ、バイク・ランでのアップダウンのあるコースと練習をして攻略をしなければならないことが多くあるコースでした。今回のレースはコースを把握し、苦手なことが多いコースから細かい技術を学び次に生かすことを重要としました。波の高いときに波負けしない泳ぎ方や、バイクでの立ち上がりダッシュ、また会場では入水や波乗りを周りの選手に教えてもらいレースに挑みました。

レースはビーチランからの高波への入水に手こずりましたが大きく遅れを取らずに泳ぎだし、波への抵抗を極力受けないよう練習してきた事を行いスイムを終えました。ビーチランではまだまだ改善が必要で、人一倍遅れをとってバイクスタート時には何人もの選手に抜かれてスタートしました。ビーチランで抜かれた選手が前の第二パックで展開出来ていたので、ビーチランは毎回の課題です。バイクでは細いカーブからの立ち上がり、上りで変化はあったものの集団がうまく機能せず第二パックとの差は広がる一方でした。そのままランスタートをしましたが、右足故障での痛みで足に力が入らず10キロをやっと走りきり40位でのゴールとなりました。冬場からのラン強化で走れるようになってきましたが、自己管理不足での故障によりラン練習が出来ずレースで全く走れていなかった事が情けないし悔しいです。次は4月の石垣W杯になるのでそれまでに少しでも足を治して、レースに挑めるようにしていきたいです。