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RESULT

RESULT 2012年

ASTC トライアスロンアジア選手権(兼ロンドンオリンピックアジア大陸別代表選考会)

開催日 2012年4月7日(土) U-23男子9:20スタート / エリート男子13:45スタート
開催地 千葉県館山市北条海岸特設コース
コース U23ディアスロン(Run:10km / Bike:40km / Run:5km)
エリート・オリンピックディスタンス51.5km(Swim:1.5km / Bike:40km / Run:10km)ITU公認コース

【U23男子レース結果】※上位選手及び日本人選手

順位 氏名 記録
石塚 祥吾 JPN 1:43:16
イワン・ロー・チン・ヒン HKG 1:43:30
古谷 純平 JPN 1:44:07
4 小林 晃久 JPN 1:44:19
5 椿 浩平 JPN 1:45:07
8 宇都宮涼太 JPN 1:49:18
11 遠藤 樹 JPN 1:52:38

【エリート男子レース結果】※上位選手及び日本人選手

順位 氏名 記録
細田 雄一 JPN 1:39:31
田山 寛豪 JPN 1:39:32
山本 良介 JPN 1:39:54
4 佐藤 治伸 JPN 1:41:10
5 ホ・ミンホ KOR 1:41:33
6 杉本 宏樹 JPN 1:41:34
7 下村 幸平 JPN 1:41:37

【関連Webサイト】

大会公式HP
 http://www.jtu.or.jp/news/2012/pdf/12Tateyama_U23_result_J.pdf
 http://www.jtu.or.jp/news/2012/pdf/12Tateyama_EliteM_result_J.pdf
 http://www.jtu.or.jp/news/12AsianPhG/pages/027.htm
実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

【レースリポート】

レースリポート

U23は低水温のため、競技規定によりディアスロンでの開催となりました。石塚選手は得意なスイムがなくなり不安もあったかと思います。しかし第1ランから周囲の状況が冷静に見れていたのか落ち着いておりました。前半は後続集団で位置してレース動向を窺っているかのようでした。後半に入り、無駄なく集団を捕らえバイクへ移りました。トランジットではいち早く飛び出し余裕を持ってレースを進めておりました。前半の10名前後の大きな集団と風がきつい中でも要所要所を押さえながらおりました。昨年の学生選手権覇者でもあり、アジア選手権も制した椿選手が集団を更にばらすため仕掛けた場面でスパートし、4人の集団で最後のランへ移りました。スタート直後から全く他の選手を気にすることなく後続をどんどん引き離し実業団選手として最初のレースを優勝で飾りました。

エリート男子は優勝者がロンドンオリンピック内定がかかった重要なレースでした。水温も上がりオリンピックディスタンスで行われましたが潮の流れが著しく変化する難しいコースとなりました。午後13時45分、いっせいにスタートを切りました。佐藤選手も遠浅、波の処理に苦戦を強いられながら必死で泳ぎました。1周目のスイムアップは30秒ほどでしたが最終的には1分余り空けられ第2集団でバイクに移りました。その後は先頭5名の速いペースを必死で追いかけ、周回ごとに数秒ずつその差を縮めていました。しかし、先頭集団も佐藤選手のバイクの強さを知っているだけに、折り返しのたびに距離を測っている様子でした。細田・田山・山本君の3選手が激しく競り合いながら、ランへ移りました。佐藤選手はトランジットで手間取ってしまい第2集団の最後からランスタートとなりました。挽回するにはあまりにも大きなアドバンテージでした。あっという間に第2集団の先頭になり、必死で追いかけましたが届かず4位のゴールとなりました。

《ヘッドコーチ 相澤義和》

【石塚選手コメント】

今回のレースは私にとって実業団選手としての初の公式レースとなりました。気象条件の影響もあり、急遽ラン10キロ・バイク40キロ・ラン5キロのデュアスロンに変更になりました。最初のラン10キロはバイクコースが風が強いことから抜け出しても追いつかれると考える選手が多く、けん制する展開となりました。前半は香港・カザフスタン・日本の椿選手の3人の先頭集団、そのすぐ後ろに残りの日本選手を含む後続集団に分かれ私もそこに入りました。後半古谷選手・小林選手と私が先頭集団に追いつきファーストランを終えました。バイクは終始余裕をもっていたので周りの状況を冷静に見ることができ、苦手な折り返しはあえて先頭に入ることを心掛けました。最後のラン5キロはバイクからのトランジットで抜け出した差をそのまま詰められることなく自分のペースを崩さず走ることだけに集中していました。

このレースの勝因は練習量が最後のランにあらわれたことの他にもトランジットですべて先頭に立てたことも大きかったと思います。急な競技変更による動揺はありましたが、得意のスイムがない中で勝てたことは自信になるとともに新たな選手生活をいい形で飾ることができました。
次はまずコンチネンタルカップに出場しワールドカップに向けポイントを取ることを考えて練習に励みます。

【佐藤選手コメント】

ロンドンへと繋がる大事な選考会で4位に終わってしまいました。終始第二集団での戦いとなり、上位3人とはスイムから一緒に戦う事すらできませんでした。とても悔しいです。それでもランに入ってからは逆転できると信じ、ラストに脚が止まるまで全力を出し切る事ができました。

残りの選考大会となる世界トライアスロンシリーズ大会(サンディエゴ、マドリード)への出場を予定しています。最初のスイムから流れに乗れれば十分戦えると思います。最後まで諦めずに頑張ります。