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RESULT

RESULT 2012年

コンチネンタルカップ・スービック大会

開催日 2012年5月5日(土) 女子13:00スタート / 男子15:45スタート
開催地 フィリピン・スービックベイ
コース スービックベイ周辺道路特設コース
エリート・オリンピックディスタンス51.5km (スイム1.5km / バイク40km / ラン10km)ITU公認コース

【男子レース結果】※上位選手及び日本人選手

順位 氏名 記録
Faquan Bai(中国) 1:50:11
Benjamin Shaw(アイルランド) 1:50:35
Shane Barrie(オーストラリア) 1:52:09
7 平松幸紘(日本食研) 1:55:44

【女子レース結果】※上位選手及び日本人選手

順位 氏名 記録
1 川島 えり(日本食研) 2:06:54
Grace Musgrove(オーストラリア) 2:08:16
Yi Wang(中国) 2:10:46

【関連Webサイト】

大会公式HP http://www.jtu.or.jp/news/2012/120506-1.html
実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

【レースリポート】

レースリポート

立っているだけで汗が落ちるほど蒸し暑い東南アジア独特の気候のため、早朝6時からスプリントレースが始まりました。

午前6時40分、先ずエリート男子がスタート。平松選手は、バトルに巻き込まれること無く見事なスイムスタートを切りました。しかし、集団になってからの位置が悪く1周目を20秒遅れてしまいました。その差を縮めることが出来ないままスイムアップ、第2集団でのバイクスタートとなりました。第1集団がハイペースで展開する中、第2集団にてペースアップを図ったものの全く機能しませんでした。結局、バイク終了時では2分差となっていました。

第2集団の2選手が勢いよく飛ばしていく中、平松選手は冷静に走り出しました。前半こそリードを許しましたが、高温多湿の中ほとんどの選手がペースダウンしていました。平松選手にとっても厳しい状況は変わりません。第2集団から飛び出した選手を抜き、第1集団からペースダウンした選手まで捕らえて7位でゴールしました。

川島選手は、50分繰り下がってのスタートとなりました。スイムスタートからリードし、スイムアップ時点では40秒近い差をつけました。バイクに移ってからもスピードを緩めず、さらにリードを広げていました。ランニングに移っても全くペースダウンすることも無く、最初から最後までレースを作り上げ見事初優勝を飾りました。

《ヘッドコーチ 相澤義和》

【平松選手コメント】

今シーズンの初戦となったこの大会は8位以内を目標として挑みました。結果は7位と、目標を達成出来たものの、バイク終了時点で第一集団からは2分以上離されてしまいました。

ランで順位を上げたといっても、暑さで失速した選手を抜いただけで、タイムは決して良いとは言えません。練習の成果が発揮された部分とそうでない部分の両方があったので、次のレースまでに修正していきます。

【川島選手コメント】

足の回復が遅れていたため、欠場も出場をどうするか悩んだ末に決めたレースでした。大会前のゴールデンウイーク中、母校中京大学のある豊田で合宿を行い、レースに出発しました。ラン練習が出来ない分スイム、バイクに重点を置き一人で逃げられるよう練習を行ってきました。合宿で大学時代のコーチから泳ぎのアドバイスを受け、不調だったスイムの感覚を取り戻してから現地入りすることが出来ました。

レーススタート時間が早朝、ホテルから会場までの距離が10キロ以上離れていて移動が困難な為、スタートまでの時間一人で臨むことになりました。スタート後すぐに抜け出しスイムを断トツで上がりました。バイクに入ってから後続との差がどれだけあるのかが分からず、迫り来る後続に不安が有りましたが逃げる事だけを考えてレースをしました。途中一回目のUターンで後続との差を確認することが出来思った以上に離れていたので、追走を諦めさせる為スピードを上げました。

5分近い差を広げてランスタートをしました。ランでは暑さからスピードダウンしないことだけを考えて、給水をしっかり取り一定のペースで走りました。ラスト一周は暑さで意識が朦朧となるほどでした。最後の力を振り絞り逃げ切ることが出来ました。石垣W杯ではあと一歩のところでスイムプリムを逃しましたが、今回初めてスイム・バイクと二つもプリムを獲得することが出来ました。

今回のレースで練習の成果を出しスイム、バイクでうまく逃げ切り優勝できたのでとても嬉しいです。しかしランだけのタイムを見ると、バイクで集団になっていたら決して優勝することが出来ないタイムでした。今後のレースではラン勝負になってくることは間違いないので、足の故障を治して三種目練習を積んだ状態でレースに挑み、ラン勝負になっても優勝出来るように頑張ります。