RESULT 2012年
第11回世界学生トライアスロン選手権大会
開催日 | 2012年6月30日(土)男子 午前10:30スタート |
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開催地 | 台湾・宣蘭市 |
コース | オリンピッディスタンス (51.5km:スイム1,5km / バイク40km / ラン10km) |
【男子レース結果】※上位選手及び日本人選手
順位 | 氏名 | 記録 |
1 | ANDRE Thomas(FRA) | 1時間59分57秒 |
2 | DUCHAMPT Felix(FRA) |
2時間00分25秒 |
3 | KOCAR Lukas(CZE) | 2時間00分58秒 |
5 | 石塚祥吾(日本食研実業団トライアスロン部) | 2時間2分15秒 |
6 | 古谷純平(早稲田大学) | 2時間2分43秒 |
7 | 堤 啓(専修大学) | 2時間02分58秒 |
【関連Webサイト】
大会公式HP http://www.triathlon.org/events/event/2012_yilan_county_fisu_world_university_triathlon_championships/ |
実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/ |
【レースリポート】
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じっとしているだけで汗が噴出す高温多湿の条件下、世界24カ国54名の男子学生による世界学生トライアスロン選手権が午前10時30分スタートを切りました。水温が30℃を越え透明度が低くく、非常に泳ぎにくい状況ながらも1周目を4番競いの集団で回りました。2名ずつの先頭2グループを追いかけましたが、差が開くばかりでした。得意なスイムですがリードを作れずスイムを終了しました。 4番手競いの集団のまま、バイクへ向かい走りますが、トランジションが長く、ここは集団後方でのスタートとなりました。それを追う椿・古谷両選手の大集団は20秒と迫っていました。1周回(10km)、早々に後続集団へ吸収されると大きな集団での展開となりました。トップ集団のアメリカ2選手のペースは落ちなく、逆に引き離されていました。後半、2・3・4位競いの選手がついに吸収され、それ以降は、大きな変化はありません。トップとの差が3分。最終のランへ移りました。 大集団の選手が勢いよく飛び出すなか、最初は全くついていくことが来ません。一時は20番手あたりの苦しい状況でした。しかし、2km過ぎ徐々に差が縮まりだします。じわりじわりと前の選手と差を詰めていきます。7km過ぎ、いよいよ一桁に上がってくると最後まで大崩れせず粘り抜き、見事5位でのゴールとなり日本人男子学生での歴代最高順位を記録しました。また、国別団体戦銀メダルをも獲得する原動力となりました。 《ヘッドコーチ 相澤義和》 |
【石塚選手コメント】
台湾は昨年のアジア選手権でも遠征しているので初めて行く不安はありませんでした。連日30度近い猛暑の中、練習時間等を工夫して臨みましたがやはり体へのダメージが強く全然動きませんでした。 スイムトップから約50秒差でバイクに移りましたが、集団が牽制したため、後続集団に追いつかれ20人以上の大集団になりました。バイク終了時には単独の先頭から3分以上離されてしまいます。上昇する気温を考えてランのスタートから突っ込まず、なるべくレース後半の落ち幅を減らそうと考えていました。やはり後半にかけて少しずつ落ちてくる選手を抜き最終的には5位でゴールする事ができました。 アジア独特の暑さを考慮しレースプランを立て、得意のスイムでのリードは作れませんでした。しかし、苦しみながらも集団で我慢することや粘った事でレースが描いたような展開になりました。来週のエドモントンは初めてのワールドカップになります。出場する以上、何か得て来たいと思います。 |