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RESULT

RESULT 2012年

ITU世界トライアスロン・横浜大会

開催日 2012年9月29日(土) 午前11時00分
開催地 神奈川県横浜市・山下公園特設会場
コース オリンピックディスタンス(51.5km:スイム1.5km/バイク40km/ラン10km)ITU(国際トライアスロン連合)公認

【男子レース結果】※上位選手及び日本人選手

順位 氏名 記録
ジョアン・シルバ(ポルトガル) 1:48:44
ハビエル・ゴメス(スペイン) 1:48:57
ドミトリー・ポリャンスキー(ロシア) 1:49:10
10 田山 寛豪(NTT東日本・NTT西日本/流通経済大学職員) 1:50:26
20 細田 雄一(グリーンタワー・フェリック・稲毛インター) 1:51:48
21 下村幸平(ボマレーシング・JSS深井) 1:51:51
22 佐藤 治伸(日本食研) 1:52:10
23 山本 良介(トヨタ車体) 1:52:26
32 石塚祥吾(日本食研) 1:56:14
33 杉本 宏樹(グリーンタワー・稲毛インター) 1:58:21
34 椿 浩平(宇都宮村上塾) 1:59:01

【関連Webサイト】

大会公式HP
http://www.jtu.or.jp/news/2012/pdf/12yokohama-men-result.pdf
http://www.jtu.or.jp/news/2012/pdf/12yokohama-women-result.pdf
http://www.jtu.or.jp/news/12YokohamaPhG/pages/053.htm
http://www.jtu.or.jp/news/12YokohamaPhG/pages/066.htm
実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

【レースリポート】

レースリポート

 台風の影響で開催自体が危ぶまれるほど、高波も収まった午前11時、世界各国より集った40名の選手が一斉にスタートを切りました。

 最初のスイムではロンドンオリンピック日本代表の田山選手が海外選手と競うように3番手の先頭集団で上がりました。その最後尾、石塚選手の姿がありました。得意のスイムで世界の強豪に必死で追走していました。佐藤選手は遅れること34秒。前回の村上大会に続いて、スイムを無難な位置で上がることが出来ました。

 ここから石塚・佐藤両選手の激走が始まりました。周回を重ねる度に先頭集団との差を縮め序盤で先頭を捉えました。オリンピック選考を思い出させるような激しいスピードコントロールがその後も続いていました。中盤、石塚選手がとうとうスピードについていけず離れてしまいました。レースがさらに動いたのはラスト1周でした。細田、クリス選手があっという間に逃げを図るとあっという間に50秒近い差を広げられてしまいました。

 佐藤選手は第2集団のまま、いよいよランへ移りました。しかし、佐藤選手にはいつものような切れがありません。実は最終調整以降から体調を崩していました。集団の後方に追いやられ、いつも以上に苦しい展開となりました最後の最後まで粘り抜き、世界選手権では最高順位の22位でゴールしました。石塚選手もバイクで完全に力を使い果たしましたが、初めての世界選手権を最後まで戦い力の限りを出し尽くしてゴールしました。

《ヘッドコーチ 相澤義和》

【佐藤選手コメント】

 最低目標としていたランで、世界の強豪選手と同時スタートは達成する事ができましたが、バイクで先頭集団に追い付くまでに力を使い過ぎてしまい、出だしのスピードに全く対応できずランスタート直後に置いていかれてしまいました。世界トライアスロンシリーズで戦うにはランスタートまでのスイムとバイクのスピード、スタミナ強化の重要性を改めて強く感じました。

 昨年に引き続き、沿道の応援は物凄いものがありました。あの大歓声の中、日本代表として上位争いできなかった悔しさが残りますが、翌週の国体に向けて気持ちを切り替えていきたいと思います。

【石塚選手コメント】

 やはりWTS、世界最高峰のレースでした。初めての挑戦で後先考えず臨みましたが、バイクまでに使い果たしてしまいました。バイク中に体が痺れたり、そういう意味でも異次元の体験でした。レース後も悔しさより先に圧倒的な差に何も考えられなかったくらいです。正直、堂々と勝負するのにはまだ時間がかかる思いますが後は感じたものをどう成長に繋げられるかです。

 残り2戦気持ちを切らさずできる限りのパフォーマンスを出したいと思います。