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RESULT

RESULT 2012年

第67回国民体育大会・ぎふ清流国体

開催日 2012年10月7日(日) 午前09時30分
開催地 岐阜県海津市海津町・国営木曽三川公園長良川サービスセンタ-特設ステージ
コース オリンピックディスタンス(51.5km:スイム1.5km/バイク40km/ラン10km)JTU(日本トライアスロン連合)公認

【男子レース結果】※上位選手及び日本人選手

順位 氏名 記録
佐藤治伸(愛媛県) 1時間54分23秒
下村幸平(大阪府) 1時間54分40秒
高濱邦晃(福岡県) 1時間55分17秒
4 遠藤樹(東京都) 1時間55分54秒
5 外山高広(埼玉県) 1時間56分18秒
6 池隆礼(沖縄県) 1時間56分23秒
7 井上亮(京都府) 1時間57分14秒
8 井上一輝(香川県) 1時間57分19秒

【女子レース結果】※上位選手及び日本人選手

順位 氏名 記録
西麻衣子(岐阜県) 2時間07分23秒
川口綾巳(長崎県) 2時間08分53秒
伊藤弥生(福岡県) 2時間09分20秒
4 竹本久美子(愛知県) 2時間10分05秒
5 知花果林(沖縄県) 2時間10分16秒
6 塩谷寛子(鳥取県) 2時間11分10秒
7 太田麻衣子(千葉県) 2時間12分07秒
8 中島千恵(東京都) 2時間12分58秒

【関連Webサイト】

大会公式HP
http://www.jtu.or.jp/news/2012/pdf/12kokutai_result.pdf
http://www.jtu.or.jp/news/12NSFGifuPhG/pages/026.htm
実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

【レースリポート】

レースリポート

 午前9時30分、47都道府県の代表が一斉に長良川へ飛び込んでいきました。スイムを得意とする遠藤選手(東京都)、疋田選手(静岡県)が大きくリードしました。佐藤選手は、3番集団の先頭で泳いでいました。スイムアップ時は40秒とやや開けられてしまいましたがそのままの位置を保ち、集団のトップでバイクを走り出しました。

 バイク1周回目、佐藤選手を含む後続集団の人数が増えていましたが、明らかに先頭との差が縮まっていました。2周回目、ついに先頭が吸収され9人の集団になりました。その後、小刻みなスピード変化で駆け引きが繰り返されていたようですが、大きなレースの動きは無く勝負は10kmのランへ持ち越されました。

 9名のトップ集団が仕切りなおしのレースかのような勢いでスタートしていきました。しかし、佐藤選手は集団の中盤から様子を伺うような何かが起こったかのようなゆっくりとした走りだしでした。ラン1周目、佐藤選手は遠藤選手と集団を抜け出しトップで走っていました。後方から下村選手が追走していました。そして2周目、佐藤選手は単独トップに立つとその後も少しずつリードを広げ、自身2度目の優勝を果たしました。

 女子のレースは午後12時00分、44名の代表がスタートを切りました。スイムが得意な中島選手(東京都)と地元期待の西選手が一歩も譲らず、スイムを上がりました。川島選手は終始単独の3位でスイムを上がりました。ほぼいつもどおりに見えていましたが、トランジッションで待ち構えていると、足を引きずりながら入ってきました。夏以降痛みが残っていた脚が無理が利かない状況でした。うずくまったまま痛みを訴えたため無念ですが、途中棄権となりました。

《ヘッドコーチ 相澤義和》

【佐藤選手コメント】

 2009年の新潟国体以来二度目の優勝を果たす事ができとても嬉しく思います。最後のランでは何度も脚が攣ってペースを上げ切れない中、後続との差を死守し何とかランで逃げ切る事ができました。優勝しかないという強い思い大きな勝因であったと思います。

 前週の世界トライアスロンシリーズ横浜大会において、バイクに強い刺激が入っていたので、ある程度バイクは乗れる自信がありました。スイムでマークしていた大阪代表・下村選手と一緒に上がる事ができ、バイクでも対等に乗れた時点で先頭集団でラン勝負はできるだろうと予測しました。今後はスイムのスタートダッシュ直後からの呼吸がきつく、ペースを上げ切れなかったのが課題となります。

 今季あと2戦はウェットスーツでのスイムが予想されるので、しっかりシミュレーションしてスイムを好位置で上がり、両大会とも日本人トップフィニッシュを目指したいと思います。

【川島選手コメント】

 今回スイムまでのDNFという悔しい結果になりました。国体予選後から後半戦に向け夏期強化合宿に励んできましたが、合宿最後で膝を故障してしまい、そこからは思うような練習が出来ませんでした。国体でのアベック優勝を目標としていた為、村上大会を欠場し、その期間に怪我を治して練習を積んで出場できるものだと思い、出来ることから精一杯取り組んできました。私の考えとは逆に痛みが引かず1ヶ月経過した今も良くならず、棄権せざるをえない状態でした。県の代表として今出来る所まで頑張ろうと決意し、レースに出場しました。

 今回このような結果となり応援して下さった皆さんには、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。先輩の佐藤さんが優勝し、責務を果たせませんでしたが救われた気がします。嬉しかったです。今後は1日でも早く膝を治して、練習再開出来るように努めます。そして来年こそはアベック優勝出来るように頑張ります。