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RESULT

RESULT 2012年

第18回日本トライアスロン選手権東京港大会

開催日 2012年11月11日(日)午前11時00分
開催地 東京都港区台場・お台場海浜公園特設会場
コース オリンピックディスタンス(51.5km:スイム1.5km/バイク40km/ラン10km)JTU(日本トライアスロン連合)公認

【男子レース結果】※上位選手及び日本人選手

順位 氏名 記録
田山 寛豪(NTT東日本・NTT西日本/流通経済大学職員) 1:44:14
山本良介(トヨタ車体) 1:45:05
細田 雄一(グリーンタワー・フェリック・稲毛インター) 1:45:36
4 佐藤 治伸(日本食研) 1:46:41
9 石塚祥吾(日本食研) 1:48:34
18 平松幸紘(愛媛県協会) 1:50:43

【関連Webサイト】

大会公式HP
http://www.jtu.or.jp/news/2012/pdf/2012Tokyo_result.pdf
http://www.jtu.or.jp/news/12TokyoPhG/pages/043.htm
http://www.jtu.or.jp/news/12TokyoPhG/pages/050.htm
実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

【レースリポート】

レースリポート

 午前11時、今年度の日本一を目指して60名がスタートを切りました。スイムでは前半からロンドンオリンピック代表の田山選手が1周目から積極的なレースを展開しました。2周目に入ってもペースは衰えずただ一人15分30秒を切るタイムで上がりました。田山選手を追いかける第一集団7名。その中に入社1年目の石塚選手もしっかりついていました。佐藤選手は、田山選手から1分20秒程度遅れた第2集団、平松選手は2分近く遅れた第3集団で上がりました。

 バイクでは田山選手のリードを許さず、細田・山本の実力ある選手を中心に激しい追い上げが繰り広げられました。8人の集団から一人また一人と脱落していきましたが、石塚選手は落ち着いて状況を判断し、時折レースを引っ張る場面もありました。佐藤選手の第2集団や平松選手の第3集団も懸命に追走しますが、それぞれ15人前後の大集団ではペース変動で大きく詰める事が出来きないまま勝負はランへと移ります。

 田山・細田のロンドンオリンピック代表、実力者の山本選手が日本チャンピオンを掛けてスタートから飛び出します。石塚選手も引けをとらず、素早いトランジッションから勢いよく飛び出しましたが、追走もここまででした。バイクで消耗した体に最後まで走りきる余力は残っていませんでした。序盤から離されると後方からハイペースで猛追する佐藤選手や杉本・下村選手などのナショナル強化選手にも抜かれ、9位のゴールとなりました。佐藤選手は、最後のランに望みを繋ぎましたが、スイムの遅れが大きく響き4位に留まりました。同様に平松選手も18位のゴールとなりました。

 レースは、田山選手が中盤から思い切ったスパートを決めると、50秒のリードをつけ7回目の優勝を飾りました。今年はロンドンオリンピックが開催されました。弊社トライアスロン部も代表輩出に向け精一杯の練習で挑んで参りました。目標に届きませんでしたが、皆様から大きな声援を沢山頂きました。4人の選手がそれぞれに励みとなり、頑張ることが出来ました。誠に有難うございました。

《ヘッドコーチ 相澤義和》

【佐藤選手コメント】

 10年連続10回目の出場となりました日本選手権、優勝を目指しましたが、4位の結果に終わりました。スイムで遅れ第二集団での展開になりましたが、絶対にランで逆転するという強い気持ちを持ち続けてバイクを進めました。せめて1分以内の差でランへと移りたく積極的に前を引っ張りますが、集団を上手くコントロールする事ができず、1分20秒程の差でランスタートしました。ランでも追い上げる気持ちとは裏腹に脚が重くスピードに乗れない苦しい走りになりました。脚が動かなくても腕を大きく動かし前だけを目標に走りました。しかし、落ちてきた2選手を抜くのが精一杯で、先頭集団のトップ3の選手に離される形で4位のフィニッシュとなりました。

 ジャパンカップランキングも2位から4位に落ちてしまい、こちらも表彰台を逃してしまいました。日頃より応援して頂いている皆様に目標にしていた日本選手権優勝という報告ができずにとても残念に思います。今シーズンはこの大会を持ちまして、全日程を終了致しました。ご声援、誠にありがとうございました。

【平松選手コメント】

 今回は無事に完走して、尚且つ6位入賞という目標を掲げて、レースに挑みました。結果は18位に終わり、到底納得出来るものではありませんでした。すべては、ウェットスーツ着用で、自分にとっては有利になるはずのスイムで出遅れてしまった事が敗因です。身体の仕上がりは今年一番だっただけに、今後のレース前の調整方法等の見直しを考える必要があるかもしれません。ただ、骨折から4年。ようやく日本選手権のフィニッシュゲートをくぐる事が出来ました。これは他人にとっては些細な事ですが、私にとっては精神的な面で非常に重要な事でした。

 「終わりよければ全てよし」とはいきませんでしたが、来シーズンに向けてのモチベーションは既に上がっています。

【石塚選手コメント】

 日本選手権は3回目の出場となり、直前の練習でも良い感覚を掴めていたのであまり不安はありませんでした。今回は一桁のレースナンバーでスイムスタートから無駄なバトルがなく、第一集団を狙える、過去の日本選手権の中では最高の位置でバイクに移ることができました。課題のトランジッションのミスも無く、この位置からバイクで貯金を作りたいと考えていました。序盤はコースに対応しきれず集団に迷惑をかけましたが、他の選手の動きも参考にしながら残り2周に関してはコーナリングもスムーズに入れたと思います。

 ランはWTS横浜大会同様、使い切った状態から我慢するだけで日頃意識している走り方も全くできず、まだ体に染み付いていないのだと痛感しています。このレースはバイクまでは第一集団で展開する以外は次に繋がらないと思っていたので、その点は収穫です。今年度のレースは一段落しますが大きく飛躍するために常に世界を意識した練習をします。