スイムではウォルトン(オーストラリア)を含む3人がトップで上がり、そのままバイクへ移り、トップ集団を形成した。日本人は田山選手がトップから14秒差の8番手、西内選手、山本(良)選手が23秒差で14番手、福井選手が40秒差の28番手、山本(淳)選手が44秒差の33番手。そして杉本選手が1分差の55番手、高濱選手が1分10秒差の66番手、細田選手が1分30秒差の72番手、でそれぞれスイムをフィニッシュ。
バイクは序盤からバイクの強弱がはっきりする形となり、田山選手は山本(良)選手と共に20名の第2集団、そして福井選手、西内選手、山本(淳)選手が40名近い第3集団を形成することになった。第4集団の杉本選手はバイク2周目で集団から脱落、そして高濱選手も3周目に脱落し、最終的に単独でのレースとなった。第2周団では山本(良)選手が積極的な飛び出しなどを見せ集団を引っ張るが、トップの3人は後続をどんどん突き放し、第2周団と1分30秒の差をつけてランへ。
第2集団と第3周団は差が約1分で、バイク最終回までその差は変わることなく、20位前後までの順位は第2集団まででほぼ確定となる展開となった。ランでは第2周団、第3周団からタフな外国人選手が数名追い上げを見せ、会場を盛り上げた。日本人上位選手たちは最後までよく集中して走れていたが、ベスト10入りにはならなかった。(陶山昌宏) |