上海から国内線で1時間ほど乗り継いで武漢まで移動。更にそこから北に車で4時間(約500km)移動したところが今回のレース会場でした。中国の選手権、つまり日本で言う「日本選手権」を兼ねていて、街全体がものすごい盛り上がりでした。
2008年には北京オリンピック、2010年には上海万博と、経済成長し続ける中国において、スポーツへの取組みも千差万別で、高い志をもって競技にかかわる者として、見聞を広めることができました。
さて、レースは先週のスービックからの転戦組みが多く、高濱選手には有利と判断していたのですが、序盤のスイムで、先頭と1分差と、出遅れてしまいました。同じ集団にはバイクが強い選手がいたのですが、うまく機能せず、逆に後ろから追い上げてきた中国選手団に吸収されてしまいました。そして、残り2周となったそのとき、高濱選手の斜め前をいく中国選手が、操作を誤り高濱選手に寄ってきてしまい、転倒。半身が擦過傷と泥でボロボロになりながら、高濱選手はレースを継続。しかしやはり動きが悪く、ランの中盤でリタイヤという結果に終わってしまいました。
我慢の時間が続きますが、北京へむけての登竜門です。気持ちを切らさないで続けていきたいと思います。(陶山昌宏) |