天候は曇り、日差しは強くなかったのですが、東南アジア特有の湿度の高さが体感温度を高く感じさせ、アップの時から発汗量が多めでした。
午前8時30分、男子エリートのレースがスタートしました。スイムは750mを2周回するコース設定で、スタート後、激しいバトルから抜け出すことができず、思うように前に進めませんでした。500m泳いだあたりで集団がバラけ抜け出すことができました。しかし、第一集団からは約20m差がついていました。そのまま1周目を終え、2周目からは単独で第1集団に追い付こうとしましたが差は縮まらず、その差を保ったままスイムを終えました。
バイクに入って私の状況は、第1集団からも後ろの集団からも一人離れた位置だったので、1周目は暫くの間、単独で走ることになりました。その後、2周目に入る手前で後続の集団に吸収され、第2集団の中でレースをすることになりました。第1集団は11名、私のいる第2集団は6,7名でしたが先頭交代を上手く行うことができ、第1集団からの差をキープした状態でバイクを終了しました。
レースはランに移り、バイク終了時点での先頭との差は約1分半。ただひたすら前を走る選手を一人一人抜いていくことだけを考え、走りぬきました。他の選手が暑さで失速していく中、私はいつも以上の走りができランスタートから約15人抜き、総合3位でゴールしました。(高濱邦晃) |