スタート前、台風11号と秋雨前線の影響で、天気は曇り。天気予報では降水量が300mmに達すると言っていたが、時折青空が見え隠れするほどでその気配は感じられなかった。しかし、レース会場の大浜海岸は時化(しけ)状態で、スイムコースは第1回大会のコースで使用した隣の漁港へ変更となった。リレーも含め、今回はこれまで最高の658名が参加。9時からウェーブスタート!
スイムでは岩井選手と、近畿大学の神田選手、そして平松選手が積極的に飛び出し、後続をどんどん離していった。ウェットスーツの着用許可が出ており、ウェットを着用した平松選手が、水を得た魚のようにグイグイ泳いでいき、岩井選手を20秒近く離し、トップで浜をあがった。 バイクは眺望抜群の南阿波サンラインを1往復する。高低差140m、大小100以上のカーブは、なかなかの難コース。バイクに移り、岩井選手がトップに立つが、平松選手は差をキープしつつ、食らいついていったようだ。バイクフィニッシュは岩井選手、そしてすぐに平松選手が戻ってきた。3位以降の選手は2分以上離れていた。
ランは清流日和佐川沿いのフラットな5km折り返しの1往復。例年、このランの頃気温が上昇し、選手を苦しめていたが、今年は曇り空で走りやすかったようだ。そして、二人の勝負は平松選手が岩井選手に2分近く差をつけて、トップでゴールした。(報告:陶山昌宏) |