天候は曇り。選手にとってはほぼベストな天候だった。スイムでは予定通りに平野選手(NTT)がリードし、そのまま後続に約40秒の差をつけてバイクをスタート。平野選手に続き、高浜選手(福岡連合)を含む5名の選手が第2集団、そして平野選手から約1分遅れて平松選手(日本食研)を含む4名の選手が第3集団を形成した。この村上大会は2009年の新潟国体での公開競技に決まっており、バイクコースは海岸線を20km行って往復するフラットなコースで、風光明媚なロケーションとなっている。例年、バイクが集団になりやすく、ランニング勝負となるコースで、今年も予想通り、バイク残り5km地点で、16名ものトップ集団が形成され、勝負の行方はランニングでのガチンコ勝負となった。このようなレース展開のなかで、平松選手は積極的な走りを見せる。トップでランを飛び出すと、犬童選手(東京ヴェルディ)とともに終始トップ争いを演じた。しかし、残り1km地点で、犬童選手の猛スパートについていけず、2位でゴール。ジャパンカップではじめての表彰台となったが、悔しさの残る結果となった。(陶山昌宏) |