51.5kmタイプの発祥の地、そして風光明媚な日本を代表するコースレイアウトで知られている天草大会。24回目を迎える今回は、海外からの有力選手3名と、高濱選手(チームコラテック)、福井選手(トヨタ車体)の2名の日本を代表する選手たちに、平松選手をはじめ次世代の選手たちがどれだけ絡むことができるか注目された。
天候は前日までの雨で、当日は天草大会特有の湿度の高さが懸念されたが曇り空で風もあり、(男子については)例年ほどの厳しいコンディショニングではなかった。
男子のレースはスイム2周回のうち1周目から福井選手を先頭に海外3選手、そして高濱選手のワールドカップ転戦組が後続を引き離した。この先頭の5名は結局第2集団に約1分の差をあけてバイクに移ったが、バイク折り返しで後続の集団に吸収され、19名の第1集団に。勝負はランニングへ。
私を含め、関係者は盛り上がった。集団で飛び出したランニングは、海外勢が積極的に先頭を走り、それに追随するべく高濱選手が追い上げをみせ、4k地点で優勝したウィルソンと先頭争いを見せる。このとき、岩井選手は3位につけていた!平松選手はランスタートでエンジンがかかるのが遅く、後半、巻き返し6位に、岩井選手は予定通り積極的なランを展開し7位という結果となった。(陶山昌宏) |