天候はどんよりとした曇り空が広がり、すっきりとしない。
朝8:25スタートの女子の時点で水温が20℃あり、男女ともにウェットスーツの使用は不可。11:00にスタートした男子は、序盤からいつものスイム先行型の
田山選手(流通経済大学・チームブレイブ)、山本(良)(トヨタ車体)、平野選手(NTT)ら7名が先頭パックでバイクへ。続いて約1分遅れて第2パックに、日本食研の3選手がはいる。先頭集団は、山本(良)選手と疋田選手がアタックを決め、同じパックでスイムを終了したほかの5選手を離しにかかり、逃げがきまる。5選手が第二集団となる。
日本食研の3選手を含んだバイクの第3集団は人数が約20名ほどで、前の集団にはバイクも得意とする選手がいたため、スイムでの1分の差は広がることが懸念された。しかし、前の第2集団は、お互いの選手のけん制が入り、集団の速度があがらない。それに対し、ランを得意とする佐藤選手、平松選手を含んだ第3集団は、日本食研の選手が集団をコントロールし、周を重ねるごとに、勢いを増し、ついに残り2周回で第2集団を捕らえた!
勝負はついにランへ!約20数名の選手が一斉にランコースへ飛び出す。1km地点で、田山選手、
佐藤選手、平松選手らが飛び出し、前を行く2選手をおう。ついに5km地点で、先頭に田山選手がたつ。
そして、佐藤選手が2位に浮上。そして平松選手も3位と14秒前後の差で4番手を走る。
会場の日本食研社員は、大盛り上がり!メガホンが鳴り響き、選手を後押しする。
佐藤選手は田山選手と遜色ない走りをみせ、見事2位でゴールテープを切った。
平松選手は、後半福井選手に抜かれて一時5位に下がるも、ラスト2.5kmで再び勢いを取り戻し、
4位を死守!岩井選手はバイクでの健闘が影響してか、ラン後半で失速し力を出し切って13位でゴール。
目標としていた表彰台を見事獲得することができた。実は佐藤選手はこの2週間、足首の故障でまともにランニングが走れていなかった。そんな中で、気迫の走りを見せてくれた。ホテルに帰った
佐藤選手の足裏のマメがつぶれ、血豆で赤く染まっていたシューズが、その気迫を物語っていた。平松選手、岩井選手は力を出し切ったものの、レース後悔しさをあらわした。それは、来シーズンへの成長を大いに期待させるものであった。
なにより、今日の結果は130数名の社員とご家族の応援による「応援勝ち」が大きい。この場をお借りして、お礼を申し上げます。本当にありがとうございました。 (陶山) |