<女子>
大会当日は晴れ、暑いレースが予想された。12:00スタートのエリート女子は23名のエントリーとなり、スイムスタートはフローティング(水面に浮いた状態からの)スタートで、綺麗に横一列ではじまった。750m×2のスイムコースの展開は、終始、弊社の崎本選手
と西選手が先頭を引っ張り合い、ほか選手にアドバンテージをつけようとしていました。
結局スイムからバイクに入り、崎本選手、太田選手、菊池選手、高木選手、西選手の5名で先頭集団を形成しレースをリード。しかし中盤、落車により西選手が脱落。また高木選手もパンクでリタイヤ。先頭が3人になってから、後続との差を徐々に広げ、後続と2分近い差をつけてランに移る。3人の戦いとなったランニングでは、崎本選手が始めから積極的に前に出て、最終のゴールでは、2位の菊池選手に約1分の差をつけ優勝を果たした。前日の記者発表にて崎本選手は優勝したい事を告知し、見事、宣告どおりに優勝を果たした。
<男子>
女子の最終周回の間にレースがスタート。オーストラリア、韓国、中国の海外勢を含む34名が出走。スイムでは久々の平野選手が1位で通過。約1分遅れて12番手で佐藤選手、さらに20秒遅れて平松選手がスイムフィニッシュ。厳しいスタートとなった。バイクに入ると、山本選手が圧倒的な強さを見せ、3周目から単独でレースを引っ張る。周を重ねるごとに、後続との差をひろげ、しかも平松を含めスイムで出遅れた14名を一人で周回遅れにした。恐るべし。佐藤を含む10名で形成された2位集団となる第2集団に約2分の差をつけて、山本選手はランへ。2位集団のなかで積極的なレース展開を見せた佐藤選手にとっては、表彰台を狙えるチャンスだった。ランに移ってからも山本選手は失速することなく、逃げ切った。第2集団は、4周回あるうちの2周目で高浜選手が抜け出し、後続を引き離す。佐藤選手は3周目まで3位争いを展開したが、4周目で失速。福井選手にも抜かれ、5位でフィニッシュした。佐藤選手はランで左足のマメがつぶれてしまったようだ。シューズは血だらけだった。周回遅れになった平松選手は調子がよかっただけに、気負いすぎた部分もあり、少し我慢のレースが続く。
今回も名古屋支店や岡崎支店を中心に、近隣の拠点から社員とそのご家族が約70名近く、応援に駆けつけてくださり、名物のメガホンを打ち鳴らし、選手らを鼓舞してくれた。とてもうれしかった。まずは崎本選手が優勝でき、今後に期待できると同時に、男子も流れは決して悪くないので、チームとして七ヶ浜でよいレースができるようにつなげていきたい。
(須藤和男) |