<FR>
天気は曇り、トライアスロンのレースとは違い、レース前のセレモニーも出場全選手がスタートラインに整列した状態で、段取り良く執り行われた。女子のFRは8時30分にスタート。標高差約500mの上り8kmと下り8km。それを麓からスタートして頂上ゴールの1.5周。つまり、上りが2回で下りが1回。崎本選手には、スタート直後から自分のペースで逃げれるまで逃げるように指示。下りは、自転車選手のほうが早いと読んだ。
ヨミ的中。1周目から積極的に飛ばした崎本選手は山岳賞を獲得し、トップで下り始める。そして下って2回目ののぼりで、井上選手、森田選手の3名で上り始める。途中、森田選手が残り4kmでちぎれ、勝負は前週の石川大会で優勝し、好調をキープしている井上選手とサイドバイサイドが続く。そして残り2kmも過ぎ、ゴールまでのこり約500mになったとき、崎本選手が踏み倒し始めた!井上選手は、その瞬間追走をあきらめ、崎本選手は快心のトップでゴールを通過した!
<ER>
実業団自転車カテゴリーのうち、男子3部制の一番下、つまりビギナークラスであるER。ビギナークラス、といっても中には強い選手もたくさんいる。出走人数が150名近くいたため、佐藤選手にはスタート位置を先頭にとり、前で展開するように指示。先週の優勝の効果もあってか、とても落ち着いていた。大丈夫だと思った。女子がスタートして5分後に、エリートクラスのBR-1がスタートし、その1分後にERがスタート。ERは登坂が3回の2.5周。1回目の登坂は、集団であがるも、2回目の登坂は、後続に約50mの差をつけ先頭で通過。山岳賞獲得!。勢いはそのまま下りでもつづき、結局後続を約1分引き離し、トップでゴールした。!
(陶山昌宏) |