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トキめき新潟国体トライアスロン競技大会

開催日 2009年9月27日 男子10:00スタート 女子10:20スタート
開催場所 瀬波温泉周辺特設会場(新潟県村上市)

【女子レース結果】

順位 氏名 記録 所属/登録
優勝 﨑本 智子 2時間03分46秒 愛媛県/日本食研実業団トライアスロン部
2 平出 美雨 2時間04分01秒 沖縄県/チームゴーヤ
3 山本 奈央 2時間04分53秒 愛知県/チームケンズ

【男子レース結果】

順位 氏名 記録 所属/登録
優勝 佐藤 治伸 1時間50分53秒 愛媛県/日本食研実業団トライアスロン部
2 高浜 邦晃 1時間51分11秒 福岡県/コラテック・ボディーチューン
3 犬堂 太一 1時間51分30秒 東京都/東京ヴェルディ

【関連Webサイト】

日本トライアスロン連合 http://www.jtu.or.jp/news/2009/2009NSFNiigataRelease1.html
第64回国民体育大会新潟県大会HP http://www.city.murakami.niigata.jp/sanpoku/kokutai/kyougi/sinsitoraiasuronn_index.html

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【レースリポート】

   “公開競技"ではありますが、記念すべき国民体育大会での初のトライアスロン競技が村上で開催されました。前日の歓迎レセプションにも参加したのですが、この日を迎えるにあたり、日本トライアスロン連合の関係者をはじめ、新潟トライアスロン連合の皆様のご尽力は計り知れないと思いました。「国体」で県代表として競技できることに、感謝の気持ちは私も選手と同じです。
 そんな気持ちの中、大会は開始式から厳かに進行されました。これまでのジャパンカップとは一味違う雰囲気と、数年前の50名近いエリートのレースを髣髴させる懐かしさがありました。天候は晴れ。海も昨日よりか穏やかで、泳ぎやすいコンディショニングだったと思います。以下、レースリポート。
 男子が10時にフローティング形式でスタート。エリートのレース経験が乏しい参加者も混じる中、きれいにスタートが決まる。予想通り元オープンウォーターの世界水泳メンバーの疋田選手と福井選手が抜け出し、第1ブイまで佐藤選手もうまくついた。しかし、折り返してからは疋田選手と福井選手に徐々に差を空けられてしまう。結局、高浜選手ら3名引き連れて、先頭の二人から25秒差でフィニッシュ。佐藤選手には“落ち着く"ことを忘れないように指示していたが、落ち着きすぎに少しハラハラさせられた。バイクに入ってからはしばらく先頭の二人との差が埋まらなかったようだ。逆に後ろからバイクの強い松丸選手が10名近くを引き連れて追い上げてきた。結局後ろからの勢いは衰えず、そのまま20km先の折り返し手前で、22名の集団となった。ここ数年の村上大会の展開セオリーどおりだった。折り返してからも松丸選手が逃げを試みるが、逃げ切れず、結局集団のままバイクスタート地点に戻ってきた。予定通りのラン勝負。稲毛への出稽古で、お尻まわりが少し大きくなった佐藤選手。ラン勝負に持ち込めば、山本良介選手、田山選手そして細田選手がいないこのメンバーであれば、勝てる!と踏んでいた。ランスタートは大きく出遅れたものの、1km地点で走りを確認したときは、落ち着いていて"いける"とおもった。事実、2kmすぎで、高浜選手、犬堂選手の3人に絞られ、5km過ぎに犬堂選手が後退。さらに市街地に入って高浜選手が仕掛けるが、佐藤選手には余裕があった。残り約3km付近、高浜選手がペースダウンしたところを、すかさずカウンターで佐藤選手がペースアップ。これが決定打となった。いい展開だった。
 一方女子は、男子に遅れること10時20分にスタート。下馬評でも、唯一エリートの世界選手権に出場している崎本選手は優勝候補だった。しかし、スイムからバイクまでのパフォーマンスレベルが同じ選手が皆無であることから、一人逃げか、ランニング勝負となるかの難しい展開が予想された。チームとしては日本選手権に向け、いかに勝ちにこだわるかがポイントだった。そのため、今回の崎本選手のテーマのひとつに“考えること"を掲げ、これまでと違う展開にチャレンジさせた。スイムでは、泳力に勝る崎本選手が頭ひとつ飛びぬけ、後続に約20秒の差をつけてバイクに。しかし2km地点で後続との差がそれほど開かず、10km付近で後ろからの11名の集団と一緒になる。結局そのまま、集団でバイクを終了。男子と同じランニング勝負となった。ランのスタートは山本選手、平出選手に続く3番手で少し出遅れるものの、500mでトップに躍り出る。勝負は2km地点ですでにこの3名に絞られた。村上に来て、調子が上がってきただけに、余裕とはいえないまでも、徐々に後続の二人との差を作る。しかし、5kmを過ぎてからは、その差は15秒から18秒で変わらず、決定的な差とはいえないままレースが運ぶ。山本選手が途中後退し、平出選手との勝負となる。後半も平出選手は粘りをみせ、崎本選手の背後に迫る勢いをみせるが、崎本選手は前半の差を最後まで守り、最初にゴールテープを切ることができた。 (コーチ:陶山昌宏)

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