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ITU世界選手権シリーズ・シドニー大会

開催日 2010年4月11日 女子9:00スタート
開催場所 シドニー(オーストラリア)

【女子レース結果】

順位 氏名 記録 所属/登録
優勝 バルバラ・リベロス 2時間04分19秒 チリ
2 アンドレア・ヒューイット 2時間04分19秒 ニュージーランド
3 エマ・モファット 2時間04分20秒 オーストラリア
13 崎本智子 2時間05分40秒 日本食研実業団トライアスロン部

【関連Webサイト】

日本トライアスロン連合 http://www.jtu.or.jp/news/2010/100411.html
国際トライアスロン連合 http://www.triathlon.org/results/program_results/2010_dextro_energy_ triathlon_-_itu_world_championship_series_sydney/1512/

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【レースリポート】

 天気は快晴。12年前のシドニーオリンピックから正式競技に採用となったトライアスロン。関係者いわく、”12年前、ここから始まった・・・”そんな感慨深いものも持ちつつ、ロンドンに向けた2010年シーズンの世界最高峰のシリーズ戦(全7戦)が開幕した。

﨑本選手はほぼ真ん中の位置からスタート。最初、バトルに巻き込まれた様子だったが、落ち着いて回避。スイムラップ終了時の順位はそれほど良くはないが、余裕をもって先頭集団後方でスイムを終える。﨑本選手はスイムからバイクのトランジットでスムーズな切り替をみせ、他日本人を振り切り、6名の先頭グループから10秒送れた10名の第2グループを形成した。しかし、約8kmほどで40名近い大集団になった。Uターンが3箇所ある起伏の激しいコース特性で、スピードの上げ下げもあり、自転車特有の”緊張感”にどれだけ対応できるかが、ランへの消耗につながったように(今ながら)感じた。2周目と7周目で先頭を一時先頭も積極的に引っ張る展開を見せた﨑本選手だったが、バイクパートはほぼ集団後方で展開する形となった。結局、バイクは40名の大集団のままでランニング勝負となった。ランニングをスタートして、約1km近い上りが続く中、40名はどんどん”フルイ”にかけられ、すぐに強い者と弱い者がはっきりしてきた。集団後方からスタートした﨑本選手は、持ち前のピッチでどんどん追い上げを見せる。ほぼ上りと下りしかないタフなコースで、先頭集団はお互いが一歩も譲らず、見ごたえあるレースを展開した。﨑本選手はよく粘り、ひとりずつ前から落ちてくる選手をかわし、順位をあげていった。腕の振りが良かったが、最終周には足が前に出にくいなかでも懸命な粘りを見せ、13位でゴールし、今日のもてうる力を出し切った。結果的には悔しさもあるが、崎本選手の課題も多くみつかり、今後が楽しみである。
(陶山昌宏)

【﨑本選手レース報告】

2010ITUワールドチャンピオンシップシリーズシドニー大会に出場させていただきありがとうございました。シドニーに到着し、ガイドさんから「シドニーはサンフランシスコに続く坂の多い場所です。」と言われるほど、坂が多くタフなコースに驚きました。しかし、体をコンパクトに動かせることができる私には有利だと思い、スタートまで調整に取り組みました。レース会場は、世界遺産にもなっているオペラハウス前の海を泳ぎ、シドニー大都会の中をバイク、ランそれぞれ周回しました。世界選手権シリーズ第一戦目ということで、各国の代表が集まりました。スイムをスタートして、さっそくバトルにあいましたが、積んできたトレーニングを思い、冷静にスイムからバイクへと移りました。バイクでは、できる限り力まず走るように心がけましたが、思うように走れず、きつさを感じながらランニングへと移りました。2週前に失敗したトランジッションでは、陶山監督のアドバイスをいただき、シッカロールを塗り、履きやすくなりましたが、バイクフィニッシュの位置が良くなかったこともあり、第1集団を追いかける展開になりました。ランニング途中は、抜きつ抜かれつの状態が続き、結果13位のゴールをしました。10日後に石垣島ワールドカップ出場のチャンスをいただいております。ご声援の程、よろしくお願い致します。

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