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天草ITUトライアスロン アジアカップ・NTTトライアスロンジャパンカップ第2戦

開催日 2010年5月30日(日) 男子8:30スタート
開催場所 本渡市(熊本県)

【男子レース結果】

順位 氏名 記録 所属/登録
1位 細田雄一 1時間51分12秒 グリーンタワー・稲毛インター
2位 杉本宏樹 1時間51分42秒 ルミナリア
3位 佐藤治伸 1時間51分42秒 日本食研実業団トライアスロン部

【関連Webサイト】

日本トライアスロン連合 http://www.jtu.or.jp/news/2010/2010news_IshigakiRelease2.html

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【佐藤選手レース報告】

 天候は晴れ、しかし昨日の穏やかな天気とうって変わりスイム会場は風が強く、コースの海も少し波立っていた。今回は総勢53名の選手がスタートラインに並んだ。エリートトップ選手もほぼ終結し、佐藤選手の怪我からの復帰戦としては最適の舞台となった。

 スイムは序盤から大方の予想通り、団子状態からスイムの得意な選手2名が抜け出す。スイム1周目で佐藤選手はトップと5mほどの第2集団でブイを回り、2周目に飛び込む幸先のよいスタートを見せた。結局、スイムはトップと56秒差であがり、バイクに。
バイクは20km折り返しの海岸線コースで、強風の影響もあってか10km付近で、すでに佐藤選手を含む10名ほどのトップ集団が形成された。途中、逃げを試みる選手もいたが決まらず、折り返してからは後ろからの集団も合流し、結局20数名の集団になり、ランへ。

 ランスタートで、佐藤選手はトランジット(バイクからランへ切り替え)で出遅れ、先頭と20秒差の20番手でスタート。1km地点で先頭から約30mはなれて佐藤選手を含む8名ほどの集団が3位争いを展開する。天草のコースで最高点となる上りを登りきり、下った3km地点では日本・細田選手が単独で逃げる形となった。それを12秒の差で佐藤選手を先頭に昨年優勝の外国人選手を含む4名が追う展開になり、勝負はこの5名に絞られた。佐藤選手が終始2位集団を引っ張り先頭を追ったが、6km地点手前でランも強い先頭選手との差は30秒に広がった。2位集団は外国人選手の一人が脱落して3名になり、短くハードなアップダウンを越えたのちも、トップとの差が30秒のままで残り3kmを切ってしまった。先頭の選手はコーナーで加速をするロスの少ない理想的な走りを続け、リードを保った。残り2.5km地点で佐藤の顔つきも少しきつくなり、動きに余裕がなくなっているのを感じた。後続も30秒以上も開いていたので、2位を確実に獲得するべく、一度リズムを建て直すように指示。その後1km手前でも状況は変わらず、ゴールの競技場へ。競技場入り口で去年の優勝選手が遅れ始め、次に佐藤選手が一時後退するも意地をみせ、最終コーナーをまわってから相手選手を「さし」にはいる。懸命のもがきを見せるも、僅差で3位となった。ランでは終始2位集団を引っ張ったがんばりに敬意を表したい。

 今日も熊本支店から16名の社員が応援に駆けつけてくださった。応援を力に佐藤選手は走りきることができた。結果は悔しいが、復帰戦としては、いいレース内容だった。

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