出場は76名。内日本人は6名。天候は曇り。スタート前までの雨で若干肌寒さを感じる程度。水温は16度で、ウェット着用でのスイムとなった。
レース1週間前に正式に出場が決まった佐藤選手。今期の目標の一つにこのハンガリー大会への出場を掲げて1月から海外転戦してポイントを取ってきていただけに、大きくステップアップできた。その要因のひとつである課題であったスイムにおいて、今回もスタート時こそ、集団の後ろにつく形となったが、先頭と40秒遅れて、他の日本人とともにいい位置でスイムフィニッシュ。更に、ここから特筆すべきはトランジット。積極的かつ無駄のない動きで、バイクにうつりよい飛び出しを見せる。これには正直身震いした。
バイクは予想通り、約50名近い大集団となった。しかし、日本人選手全員が集団の後方に位置してしまい、途中集団が千切れた際に杉本選手が脱落。他5名は、なんとか集団の前に移動しようとするが、技術とともに決定的なチャンスがなく、結局集団後方でランをスタート。
最初、佐藤選手、田山選手、細田選手が同時にランをスタートした、ここでもスタートから佐藤選手は積極的に飛び出しをみせた。その後、田山選手が遅れ、佐藤選手は35位前後を細田選手と競っていたが、細田選手にかわされ、あとは我慢のランニングとなった。が、結局田山選手の追い上げを交わし、日本人2位となる総合44位でゴールした。
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