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第16回日本トライアスロン選手権東京港大会

開催日 2010年10月17日 女子8:25スタート 男子11:00スタート
開催地 お台場海浜公園周辺(東京都)
コース オリンピックディスタンス51.5km(スイム1.5km/バイク40km/ラン 10km)

【女子結果】

順位 氏名 記録
ア本智子(日本食研トライアスロン部) 1時間56分00秒
上田藍(シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター) 1時間56分17秒
足立真梨子(トーシンパートナーズ・チームケンズ) 1時間56分26秒
佐藤由香(トーシンパートナーズ・チームケンズ) 1時間56分43秒
菊池日出子(村上塾・ブレイブ) 1時間56分52秒
土橋茜子(トーシンパートナーズ・チームケンズ) 1時間57分05秒
庭田清美(アシックス・ザバス) 1時間57分18秒
川口綾巳(ウイングスTC) 1時間58分55秒
中島千恵(トーシンパートナーズ・チームケンズ) 1時間59分04秒
10 川島えり(日本食研トライアスロン部) 1時間59分11秒

【男子結果果】

順位 氏名 記録
山本良介(トヨタ車体) 1時間46分10秒
田山寛豪(NTT・流通経済大学職員) 1時間46分32秒
細田雄一(グリーンタワー・稲毛インター) 1時間47分11秒
佐藤治伸(日本食研トライアスロン部) 1時間47分12秒
福井英郎(トヨタ車体) 1時間47分40秒
高濱邦晃(チームフォーカス・ボディーチェーン・KMS) 1時間47分42秒
杉本宏樹(ルミナリア) 1時間47分58秒
椿浩平(村上塾・ブレイブ) 1時間49分24秒
遠藤樹(トーシンパートナーズ・チームケンズ) 1時間49分40秒
10 岩井信二(愛媛県協会) 1時間50分20秒

【関連Webサイト】

社団法人日本トライアスロン連合 http://www.jtu.or.jp/
実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

レースリポート

【レースリポート】

 天候は曇り。ウェットスーツはなし。今年はスイムがギャラリーに配慮して、500Mの3周回だった。 8:25定刻に女子スタート。ここで川島選手が積極的な動きをみせ、トップで1周目をあがる。 会場は日本食研の応援メガホンで、大いに盛り上がる!ア本選手は、トップから遅れるも第2集団の先頭で泳ぐ。 結局、川島選手はスイムをトップであがる。バイクスタート前で土橋選手に抜かれたが最高のパフォーマンスを披露。 ア本選手を含む約10名程度が、トップから25秒遅れでバイクスタート。 1周目を終えるころには、追いつき14名の先頭集団が形成され、上田選手、井出選手、足立選手をはじめ、今シーズン世界で戦ってきたメンバーが先頭集団に入った。 途中、そこから井出選手が脱落するも、結局勝負はランニングに。 ランスタートでは、ア本選手は出遅れたものの、一気に先頭まで踊り出てきた。 ア本の背中を追うのはランの得意な上田選手。今シーズン、ムルラバ大会以降、”これがア本!”という走りを目にできなかった私としては、手に汗握る30分だった。 ア本選手の表情は、自分の力を振り絞っているのが、間近で伝わるほど。 ”頼む、耐えてくれ!”と祈る、祈る、祈る。しかし、今日のア本選手には、社員をはじめ多くの関係者の支えがあった。 その期待に応えるかのごとく、ピッチは衰えることなく、むしろ、背後に迫ろうとしていた上田選手を引き離す力をもっていた。 これには、正直身震いした。そして、トップでゴール。一方川島選手は、新人選手らしからぬ健闘を見せ、見事10位に入った。 こちらも大健闘!臆することなく、積極的なレースを見せてくれた。今後が楽しみである。

 続いて11時にスタートした男子。今シーズンも成長を見せた佐藤選手が、トップから約1分差の第2集団でバイクスタート。 先頭は、平野選手、田山選手、山本選手、杉本選手、遠藤選手の5名。優勝候補だった、細田選手を含め、第2集団にはバイクの強い選手がそろっていた。 3周目まで先頭集団との差は約1分をキープ。しかし、4周目に入り、先頭集団のペースが落ち始める。 逆に、後続の佐藤選手を含んだ第2集団は、きれいに隊列を組んで、高速巡航を維持。 徐々に、先頭との差を縮めはじめた。結局先頭との差は25秒で、ランニングに移った。 序盤から山本選手がキレのある走りを見せ、突き進み、そのままトップでゴールテープを切り、後続の田山選手の5連覇を阻止した。 盛り上がりを見せたのは3位争い。4周回あるうち3周回に、杉本選手、細田選手、そして佐藤選手の三つ巴に会場は大盛り上がり。 そして4周目には、杉本選手が脱落し、表彰台は佐藤選手と細田選手の争いに。 今年は、細田選手とともに練習する機会が多くあり、背中を見るばかりだったが、今日の佐藤選手は違った。 背後にぴたりとマークしている細田選手を気にすることなく、佐藤選手は彼の前を走り続けた。そして、ラスト300M、場内MCが盛り上がる前で、佐藤選手が仕掛ける。 250M、200M、150M,ここで細田選手は前に出てくるが、佐藤選手のすごかったのは、諦めなかったところ。 ゴール直前まで、必死に表彰台を目指していて、これまた背筋が震えた!いいレースだった。

 会場には、関東近隣の拠点から120名近くの社員とご家族が集まってくださった。 毎年来てくださる社員の方もいて、とてもうれしかった。 多くの関係者から祝福の言葉をかけられ、更なる勇気とエネルギーを頂くことができました。 来シーズンは、ロンドン五輪に向け、今年以上に関係者の皆様に、喜びと感動を与える活動をしていきたいと思います。 ありがとうございました。

(陶山昌宏)  


【ア本選手コメント】
今回優勝できたのは、沿道の皆さんの応援や監督・コーチの支えがあったからこそだと思っています。 毎日積み重ねてきた練習の成果が優勝という形になり、大変うれしいです。 これからも次回以降のレースに向けて努力していきたいと思います。