トライアスロン部データ
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ITUパンアメリカンカップ・ロアタン大会

開催日 2011年1月23日(日)8:00スタート ※日本時間23日24:00
開催地 ロアタン島・ホンジュラス
タイプ 51.5kmオリンピックディスタンス

【結果】※女子のみ

順位 氏名 記録
Elizabeth Bravo(エクアドル) 2:21:50
高木美里(愛知県協会) 2:23:10
Abbie Thorrington(イギリス) 2:25:16
川島えり(日本食研) 2:27:01

【関連Webサイト】

社団法人日本トライアスロン連合 http://www.jtu.or.jp/
実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

レースリポート

【女子レースリポート】

天候は曇り。気温は24度。風は海岸線に出ると感じる程度、湿度は少し高め。レース前日のビーチは波打っていたが、今日は比較的おだやか。しかし、写真からイメージしていたビーチの雰囲気とは少し異なる。レースコースは、スタート直前のスイムコース変更で、沖合い750mの2周回、バイクはスタート直後に5kmの険しいアップダウンの丘を越え、1周15kmのループを2周回。そして再び、激しい5kmのアップダウンの丘を越えてトランジットに帰ってくるコース。ランは約300mの急な上り下りと、約200mほどのビーチ、そして500mくらいの未舗装道路の5kmコースを2周回。イメージ的には幕張のビーチに修善寺+七ヶ浜のバイクコース、そして天草のランコースをあわせた感じ。日本にはない、タフな特殊コースであった。ある意味、本当に強い選手が試される、面白いコース。

そんな大会、女子選手はアメリカでトレーニングを積んでいる高木選手を含む、8名(!)がエントリー。(ちなみに、前回チリのリベロス・ディアスが優勝した2008年は3名。)

スイムでは川島選手が先頭をひっぱり、石垣にも出場したことのある、サラ・マクラティ選手とイギリスのThorrington選手の3名の先頭グループでスイムアップ。1分30秒遅れて、高木選手ら4名がバイクに移る。

バイクスタート直後、川島選手にアクシデントが襲う。バイクシューズを履き終えて、さあこれから坂だ!とギアをシフトした瞬間、チェーンが外れるアクシデント。そこから約400mの勾配のきつい坂を自転車を押して上がる。その間、マクラティとThorrington選手は当然先に行き、川島選手の後方から高木選手らのセカンドクループが追ってきた。なんとか、川島選手は態勢を自力で立て直し、高木選手たちのセカンドグループにくらいつく。そのセカンドパックのうち、1人が脱落して、高木選手、川島選手、そしてBravo選手の3名に。しかし、このBravo選手がローテーションに加わらず、うまく先頭に追いつくことができない。結局、先頭の2人とは約4分差でランに移る。

ランに移ってからはBravo選手が前に飛び出し、先頭の2人を追う。それに高木選手、川島選手の順でつづく。一方先頭は、マクラティ選手が力強い走りでタフなコースをトップで快走を見せる。

しかし、ラスト1kmでマクラティ選手が脱水症状で歩きだしてしまう。続いていたThorringtonも歩きだす。そして、ラスト1kmでBravo選手がついに先頭に立ちそのまま逃げ切り、高木選手も先頭だった2人を抜き去り、2位でフィニッシュ。川島選手はこのタフなコースのなかでも、持ち前のピッチを落とすことなく走りきり、マクラティ選手をThorrington選手に続いて4位でゴールした。

(陶山昌宏)