中国の黄山で行われましたアジアカップへITUポイントの獲得を目指し出場して参りました。レース前日、前々日は気温が35℃以上にも上がっており、とても厳しい暑さの中でのレースを予想していましたが、レース当日は20℃前後までしか上がらずに、スタート前には身体が冷えて震えが出るくらいの状況でした。
レース開始30分前からの待機が必要となり、身体が冷えてしまいましたが、他の海外選手も条件は同じなので、気持ちを強く持ってスタートを待ちました。スタート位置は右側から2番目で実力のある海外選手の左横を位置取りました。スタート後、一気に身体中に乳酸が出始め、いつもの動きができませんでした。第1ブイまでは何とか集団の後方をキープしますが、ペースを維持できるのはそこまでが精一杯で、そこから一人で泳ぐ展開になってしまいました。
2周回目に入ってからは、前の選手を確認する事ができないくらい離されてしまい、先頭から3分差でスイムフィニッシュしました。バイクでは7人程の第3集団を形成しました。コースは序盤にアップダウンが多少あり、上り坂では集団につくのが精一杯で、先頭に出た後は脈が高い状態が続き、集団内で余力を持って走る事ができませんでした。周回コースに入ってからは先頭集団が私達の集団に迫っており、4周回中の2周回目に追い抜かされてしまいましたが、ローカルルール適用により続行が許可されました。ランは直線で平地なコース1.25qを折り返す2.5qの4周回で行われました。呼吸がきつく、ペースを上げられないままの走りとなり、先頭から約15分差の37位でフィニッシュ致しました。
レース前の体調は良く、表彰台を狙って出場致しましたが、スイムの出だしから呼吸がきつく、力を出し切る事ができませんでした。スイムは特に、今まで以上に挑戦するメニューを積む事ができていたので、自分自身でも楽しみにしていたのですが、このような結果に終わり非常に残念に思っております。今後はどのような状況下に置いても、力を出し切れるよう、日頃からいろいろなシュミレーションできるよう取り組んで参りたいと考えております。
<佐藤治伸>
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