トライアスロン部データ
トップページ日本食研とトライアスロントライアスロン部データスケジュールとレース結果協力企業BLOG

ITUアジアカップシンガポール大会

開催日 2011年7月31日(日)
開催地 シンガポール

【大会結果】※上位3名と日本人選手順位

順位 氏名 記録
1位 佐藤治伸(日本食研) 1:51:59
2位 アブラハム・ロー(ナミビア) 1:52:51
3位 ブライス・マクマスター(オーストラリア) 1:54:07
5位 椿浩平(宇都宮村上塾) 1:55:14
8位 杉本宏樹(稲毛インター) 1:56:49

【関連Webサイト】

日本トライアスロン連合 http://www.jtu.or.jp/news/2011/110801-1.html
実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

【佐藤選手レース報告】

今大会は6月に出場致しましたアジアカップ黄山大会、アジアカップ蒲郡大会で上位に入る事ができず、全くポイントを取得する事ができなかった為、今回は絶対にポイントを獲得する強い思いで参加し、優勝を飾る事ができました。自身、2003年のインターナショナルイベント和歌山大会以来、国際大会では2度目、海外で開催された大会での優勝は初めてでした。

レースナンバーが2番目でしたので、左側から2番目の好位置でスタートする事ができました。スイムは波が高く、泳ぎにくく感じました。レース前日から泳ぎの感覚は良く集団から大きく遅れる事はありませんでしたが、2人の選手の飛び出しにはついて行く事ができず、第2集団でレースを進めました。2周回目の途中からは集団の前方で泳ぐ事ができ、最後の直線では先頭を泳ぐ事ができました。集団のままバイクに入り、日本の杉本選手、椿選手を含む7人の集団を形成しました。

2周回目に入る直前に、ダン・アルターマン選手が飛び出し、私が先ず反応し2人で先頭交代を繰り返しながら前にいた2人に追い付きました。後れてダン選手の兄弟のラン選手が追い付いてきて、5人の第2グループを形成しました。5人で上手く先頭を交代しながら後続のグループを引き離す事ができました。かなり後ろとは開きましたが、実力者のナミビアのロウ選手がいなかったので、前に逃げ集団があるのだろうと判断しペースは緩める事なくランへ移りました。

ランに入り、ロウ選手が一人でバイクを逃げていた事が分かりました。第2集団からはダン選手が飛び出しますが、酷暑の中でのレースでしたので、冷静にペースを守って離され過ぎないよう走りました。2キロ付近でダン選手を捉え、2位に浮上しました。ロウ選手とはかなり差が開いていたのが分かりましたが、逆転も可能だと信じ2位に上がってもペースを落とす事なく走りました。2周回目に入る前に差が詰まっている事が確認でき、暑さで自分のペースを落とさなければ逆転できると信じて走りました。ラスト1.5qでロウ選手を捉えて一気に抜き去り、そのまま1位でフィニッシュテープを切る事ができました。

今回、7月14日から北海道の士別市で強化合宿を行わせて頂き、涼しい環境で、充実した練習を積める事ができ、とても良い体調でレースを迎える事ができました。今後も、国内外で活躍できる選手を目指して頑張って参ります。