前日までは雨と風が強くレースコンディションが心配されたが、レース当日は快晴で、絶好のレース日和となった。
9時15分スタートの男子は、スタート直後のバトルで判断ミスをして平松選手は出遅れてしまう。2周回目に挽回するものの、バイクは第2集団からのスタートなった。バイクでは逃げる4人の先頭集団を約15名で追う展開となったが、集団のペースが思うように上がらずなかなか差が詰まらなかった。折り返すまでは差が詰まっていたが折り返してからは逆に離されてしまい、結局バイク終了時には先頭集団の4人との差は1分半以上に広がってしまった。ランでは前半ペースが上がらなかったものの、中盤からペースが上がり始め、先頭集団を視界に捕らえるまで差を詰めた。しかし、その4人の内、1人は抜かせたが、表彰台には1歩及ばず4位でフィニッシュした。
9時20分スタートの女子は、川島選手が1周回目から飛び出し、後続に約1分の差を付けスイムを終えた。 バイクに移っても、川島選手は積極的に一人で逃げるレースを展開。折り返しの20k地点でも一人で通過したが、25km地点でついに後ろから追っていた4名の集団に追いつかれ、5名でバイクを終えた。ランに移った直後は元オリンピック選手に先頭を譲ったものの、すぐに抜き返して独走態勢に入った。回復傾向にあるとはいえ脚の故障が心配されたが、後半に入ってもその勢いは衰えず、30名近い大応援団で駆けつけて下さった新潟支店の応援を背に、自身初となるジャパンカップでの優勝を勝ち取った。
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