ワールドカップ今期最終戦が、ニュージーランドの首都・オークランドにて開催されました。
初夏とはいうものオークランドは例年より気温が上がらず事前調整では肌寒く感じることがしばしばありました。
首都での開催ということもあり、コースは華やかな中心商業施設のメインストリートを交通止めにして両側の高層ビル群を通り抜け、更には最大斜度が7・9・14%の上り坂が3箇所も含まれバイクテクニックとパワーが要求されるのものでした。
午後2時45分、照り返しがきついもののすっきりした青空の中男子57名がスタートしました。
スロバキアのリチャード選手がダントツでスイムを上がり、大きな二つの集団と小さい集団に形成されでバイクに移りました。佐藤選手は今回も後方となってしまいました。それでもなんとか集団を追える位置だったため第5パックでスタートになりましたが、彼自身が位置する集団では積極的に攻め、周回を重ねるごとに徐々に前との差を縮めながら落ちてくる選手を捕らえていきました。そしてバイクを第3パックの位置まで上げる最後のランへ移りました。
ここ数試合、ランが安定しておりましたが、今回も次々と前の選手を抜いていきました。バイクに移った地点では第2パックに1分以上の差がありましたが、この集団にも追いつき19位のゴールとなりました。
今シーズン主要大会で、スイムの遅れをバイクでも取り返せずランにつなげないことが見られました。ようやく佐藤選手自身の力を出し切ったレー スとなりました。
<コーチ 相澤義和>
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