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RESULT

RESULT 2017年

ITU世界トライアスロンシリーズ(2017/ハンブルク)

開催日 2017年7月15日(土)
開催地 ドイツ・ハンブルク
コース スイム750m(1周回)、バイク21km(6周回)、ラン5km(2周回)
*スプリントディスタンス
*国際トライアスロン連合(ITU)公認

【エリート女子上位3名と日本人結果】

順位 氏名 記録
1 Flora Duffy(バミューダ諸島) 00:59:00
2 Ashleigh Gentle(オーストラリア) 00:59:31
3 Laura indemann(ドイツ) 00:59:41
12 高橋侑子(富士通/東京) 01:00:22
28 佐藤優香(トーシンパートナーズ、NTT東日本・NTT西日本、チームケンズ/ 山梨) 01:01:47
40 髙橋世奈(日本食研/愛媛) 01:03:23
48 松田友里恵(ペリエ・グリーンタワー・稲毛インター/千葉) 01:04:41
DNF 井出樹里(スポーツクラブNAS/神奈川) -

【関連Webサイト】

結果詳細:http://www.triathlon.org/results/result/2017_itu_world_triathlon_hamburg/308702

実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

【レースリポート】

レースリポート

 心配した雨も降らず、午後2時10分、61名の選手がスタートしました。集団がいつもほど固まらず、4つの集団で第1ブイまでほぼ横一線といった感じでした。第2ブイが過ぎ長い直線に入ると、中盤辺りから遅れる選手が出て来ました。なかなか髙橋選手が着けている44番のキャップナンバーが判らず探していると、後方6番手辺りに髙橋選手の姿を確認することが出来ました。バイクでは先頭6人、第2集団には日本人有力選手が3人。髙橋選手は、ギリギリ第4集団を追えるかどうかの位置でした。2周目で前の集団に追いつくと、離されないように、落車しないように、必死でペダルを回していました。集団前方で落車が起きても今回は上手く交わす事に成功したようです。優勝したダフィー選手が独走体制に入って、3分以上離されましたが、ランでは合宿効果も出たのか?キレのある久しぶりに髙橋選手らしい走りが出来ました。

 世界トライアスロンシリーズではゴールドコースト大会以来の完走ですが、横浜・リーズと世界の厳しさを痛感させられての完走なので、非常に価値ある結果だったと感じています。

《監督 相澤義和》

【髙橋選手コメント】

 今回のWTSハンブルク大会は、通常の半分の距離で行われるスプリントレースでした。WTSは横浜大会、リーズ大会と、ここ2レース完走できておらず、世界の舞台で戦っていくことへの不安がありましたが、自分はまだまだ挑戦者であるということを改めて思い出し、大会出場のチャンスをいただいたことを無駄にしてはいけないという緊張感を持ちながらも、気負わずにレースに臨みました。結果は40位ととても納得のいくものではありませんでしたが、スタートからフィニッシュまでを経験したことで見えた成長と課題がそれぞれあり、今後に繋がるレースになったと思います。

 スイムはウエットスーツ着用となりました。前回低水温でウエットスーツ着用となったリーズ大会では、アップ後の保温が充分でなかったという反省があったので、今回は保温をしっかりしてスタートを迎えました。保温により体力の消耗が抑えられ、大きな失速はありませんでしたが、第一ブイまでに好位置につけず、後方からのバイクスタートとなりました。バイクははじめ4人程の集団でしたが、前の集団から落ちてきた選手を吸収しながら走行していました。4周目に入るところで前の大きな集団で落車があったことによりコース幅が狭くなったり減速の指示が出たりと少し動揺しましたが、5周目までは問題なく走行していました。5周目の終盤で自分がいた集団の前方で落車があり、巻き込まれることはありませんでしたがそこで集団が分かれてしまいました。ランの動きは悪くありませんでしたが、やはりスイムの泳ぎ出しの重要性を痛感しました。

 アジア戦まで身体を動かしつつ疲労を抜いていきたいと思います。