RESULT 2023年
2023アジアトライアスロンカップ世宗
開催日 | 2023年7月1日(日)9:15 エリート男子スタート |
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開催地 | 世宗(韓国) |
コース | スイム750m (1周)バイク20km (3周)ラン5km (2周+@) *スプリントディスタンス *アジアトライアスロン同盟(ASTC)公認 |
【エリート男子上位3名と弊社所属選手結果】
順位 | 氏名 | 記録 |
1 | 安松 青葉(アクサスホールディンングス/東京) | 0:52:34 |
2 | 佐藤 練(玉昌会/鹿児島) | 0:52:47 |
3 | Ayan Beisenbayev(カザフスタン) | 0:52:54 |
4 | 岩本 敏(日本食研/愛媛) | 0:53:10 |
【関連Webサイト】
- 結果詳細(全52名)
https://triathlon.org/results/result/2023_asia_triathlon_cup_sejong/582200 - WTイベントページ
https://triathlon.org/events/event/2023_asia_triathlon_cup_sejong - 実業団トライアスロン部ブログ
https://nsk-triathlon.blogspot.com/
【レースリポート】
今シーズン前半戦最後となる韓国でのレースに出場しました。
前日の試泳で水質・水温共に問題無いことが判明し、心配なのは当日の天候と気温だけでした。幸い雨は前日の午後には完全に止み、レース当日は逆に晴れる予報だったので暑さが厳しくなるかと思いましたが、曇り気味だったので予想していたよりは気温も上がりませんでした。しかし、湿度は高く油断は出来ない状況に変わりはありませんでした。
岩本選手は有力選手が集まる右側からスタートしました。スタート直後から体半分抜け出すような姿が見えたので、前回レースで課題となった点をしっかりクリア出来て、幸先の良いスタートとなりました。最終的にスイムは先頭から数秒差の4番手で上がりバイクへ移りました。久しぶりにナショナルメンバークラスの選手陣が集まる集団でのバイクでしたので、今年に入ってからメインで強化に取り組み続けているバイクが、どこまで通用するのか判断するには打ってつけの状況でした。レースを見る限り、ついていくのが精一杯という表情は見受けられませんでした。レース後、本人に確認してみても「楽ではなかったが、冷静についていけた」と言っていたので、強化は順調に進んでいると感じました。10人程の先頭集団で帰ってくると、6番手でランへ移りました。序盤からキツそうな表情ではあったものの、1周目から帰ってくると先頭が見える位置での4番手で粘りの走りをしていました。ランは2周して3周目の3分の1ぐらいでフィニッシュという変則的なレイアウトでした。残り1キロを切った2周目通過時には、3位の選手から10秒ほど離れた単独4位で必死に前を追っていました。結果的には残念ながらそのまま4位でのフィニッシュとなり、表彰台には上がれませんでしたが、上位3名は世界ランキング4、50位台。それに対して岩本選手の現在のランキングは190位ですので、100位以上レベルの違う選手陣が視界に入る位置でレースを展開出来た事は良いレースだったと言えます。
新たな取り組みを地道にやってきた本人の努力が、ようやく一つの成果として結果に繋がった事は非常に喜ばしい事であり、結果に繋がらず悔しい思いをしている姿をそばで見続けていた身としては、感慨深いものがありました。しかし、あくまでも今日の成果は通過点であり、標準を合わせているのは今シーズンの終盤です。本人も今の取り組み方で一定の成果が発揮出来たことは自信にも繋がったかと思いますので、夏場の強化合宿期間に入りる上で、良い追い風になったと感じています。
《コーチ 平松幸紘》
【岩本選手コメント】
日頃より、ご支援、ご声援誠に有難う御座います。
韓国セジョンで開催された大会に出場させていただき、結果は4位でした。目標としている3位迄あと少し及ばず、悔しい結果となりました。
前回の大阪大会ではスイムの序盤で出遅れてしまい、勝負にすら絡む事が出来なかった為、今回の大会に向けてスイムを重点的に強化致しました。今回のスイムはスタートで上手く抜け出し、終始先頭集団で展開する事が出来、大阪大会の課題は一つクリア出来ました。バイクは十数人の先頭集団で展開しました。3周回の内、1,2周は体、呼吸ともに常にきつさを感じながらとなりましたが、3周目は次のランに向けて、呼吸を整える事が出来ました。ランでは最初の1kmあたり迄は3位争いをしていましたが、そこから徐々に離される展開となりました。1,2選手は先頭争いを行い、3位選手は単独走の為、必死に追いましたが届かず4位のフィニッシュでした。
大阪大会の課題は修正出来ましたが、まだまだ3種目ともに力不足を感じております。シーズン前半は終了となりますが、9月のシーズン後半に向けて、この2ヶ月でしっかりと鍛えてまいります。引き続き、ご声援の程何卒宜しくお願い申し上げます。