RESULT 2023年
燃ゆる感動かごしま国体(2023)
開催日 | 2023年10月8日(日)11:30 男子スタート |
---|---|
開催地 | 鹿児島県天城町特設トライアスロン会場(松原漁港) |
コース | スイム1.5km(0.75km2周)、バイク42.8km(5.35km8周)、ラン10.7km(5.35km2周) *スタンダードディスタンス |
【男子上位3名と弊社選手の結果】
順位 | 氏名 | 記録 |
1 | 内田 弦大(滋賀) | 1:59:05 |
2 | 佐藤 錬(鹿児島) | 2:00:35 |
3 | 望月 満帆(山梨) | 2:03:25 |
48 | 岩本 敏(愛媛) | 2:22:46 |
【関連Webサイト】
- 結果詳細(全90名)
https://www.jtu.or.jp/result/?event_id=228&program_id=228_2 - 実業団トライアスロン部ブログ
https://nsk-triathlon.blogspot.com/
【レースリポート】
2020年に開催予定だった鹿児島国体ですが、コロナ禍によって開催が出来なかったものの、2023年に延期した形で開始されました。通常の大会と違い、国体は毎年の開催地が決定されている関係で、簡単には延期が出来ません。しかし、鹿児島県の並々ならぬご努力により実現した大会でもありました。そんな特別な国体に参加した岩本選手は、今年こそ優勝という目標を達成する為に準備をして挑みました。
レース当日、寒さを感じるほどの気候だった本州とは違い、朝から蒸し暑さを感じるコンディションでした。スイムは泳力のある選手が固まる位置からスタートしました。1周目、予想通りの選手が引っ張る先頭集団の5番目に岩本選手がいる事を確認出来ました。2周目に入るところで、3番目と4番目の間に少し差が出来てしまいました。昨年までの岩本選手であれば集団から離されてしまう場面もあった為、少し心配しました。しかし、そこはペースアップしていく集団に食らいついて、最終的に生き残った先頭集団8人の8番目で上がってきました。先頭集団の最後方ということで、ここからバイクの集団が形成されるまでの時間帯も全く気が抜けない状況でしたが、トランジションエリアへ向かう道を誰よりも早いスピードで駆け抜けていきました(実際にトランジションタイムは全選手の中でトップでした)。バイクに飛び乗った後も、これまで見た事もない加速を見せてバイクコークへ消えていく姿を見て、「今回はやはり一味違う!」と手応えを感じておりました。バイクはそのまま8人の集団で展開されたものの、バイク走力の高い選手がコントロールする集団の中で岩本選手は決して楽な表情ではなく、後半になると明らかに集団の中で揺さぶられている状況が伺えました。そんな状況ではあったものの、無事にバイクを終えランへとスタートしていきましたが、徳之島の蒸し暑いコンディションや駆け引きのあったバイクでの消耗が影響してか、脱水症状に陥ってしまいました。1周目を帰ってきた時には既に満身創痍な状態で、もはやリタイヤさせた方が今後の為にも良いのではないかと感じる程でした。実際、男子監督から翌週に控えた日本選手権の事もあるので、リタイヤしても良いとの指示もありましたが、どんな結果であっても走り切るという本人の意思もあったようで、48位という目標には程遠い順位ではあったものの、無事にフィニッシュゲートをくぐりました。
バイクまでの展開は夏の強化期間を経て、これまでで最高のパフォーマンスを発揮出来ていただけに、誰よりも本人が悔しい思いをしているかと思います。この悔しさを1週間後の日本選手権で晴らすべく、チーム一丸となって取り組むしかないと強く感じました。
《コーチ 平松幸紘》
【岩本選手コメント】
日頃よりご声援をいただき誠に有難う御座います。10月8日に、鹿児島県徳之島で開催された国民体育大会の結果は48位でした。
スイムはスタートから抜け出す事が出来、1周目、2周目も余力はあまりありませんでしたが、先頭集団の後ろで終了する事が出来ました。バイクの乗り出しで遅れないように、トランジションはかなり意識をして上げました。バイクスタート迄に順位を上げる事が出来ましたが、1,2周目はきつい状況でした。3,4周目はペースも落ち着き、きつさも和らぎましたが、5周目以降は、ほぼ毎回坂道でペースアップがあり、余力がほとんど無くなりました。バイクは後続集団と約3分差が空き、理想のレース展開となりましたが、ランは脱水により大幅なペースダウンとなりました。今回の結果が今の実力としっかりと受け止めて、また目標に向けて努力を重ねてまいります。
今週末は日本選手権となります。今年の最重要レースとなりますので、結果に繋げる事が出来るように準備を進めてまいります。