RESULT 2023年
2023アジアトライアスロンカップ厦門
開催日 | 2023年11月25日(土)9:00 エリート男子スタート |
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開催地 | 厦門(中国) |
コース | スイム1,500m(2周)バイク40km(4周)ラン10km(4周) *スタンダードディスタンス *アジアトライアスロン同盟(ASTC)公認 |
【エリート男子上位3名と弊社所属選手結果】
順位 | 氏名 | 記録 |
1 | James Edgar(アイルランド) | 1:45:59 |
2 | 吉川 恭太郎(埼玉県トライアスロン連合/埼玉) | 1:48:12 |
3 | Robin Elg(香港) | 1:49:30 |
10 | 岩本 敏(日本食研/愛媛) | 1:50:08 |
【関連Webサイト】
- 結果詳細(全53名)
https://triathlon.org/results/result/2023_asia_triathlon_cup_xiamen/588010 - WTイベントページ
https://triathlon.org/events/event/2023_asia_triathlon_cup_xiamen - 実業団トライアスロン部ブログ
https://nsk-triathlon.blogspot.com/
【レースリポート】
今シーズンラストレースとなる中国でのレースに出場し、10位(日本人4位)という結果でした。
スイムはビーチスタート方式で、岩本選手は真ん中よりやや左側からスタートしました。入水するまでに30mほど砂浜を走る事になるのですが、上手く飛び出すことが出来てスタートは完璧でした。しかし、レース前は落ち着いていた風が男子スタートの頃には前日のように強くなり始め、沖に行けば行くほど波もかなり立っていたようで、その波にうまく乗りながら泳ぐことが出来ず、一周目は先頭一人が抜け出した後の15秒差ぐらいの集団から更に10秒ぐらい遅れた位置で上がってきました。2周目で前の集団に追いつくのが理想でしたが、結局更に差が広がりスイムを終えました。バイクは先頭が5名で上手くローテーションしながらペースを作っているのとは反対に、岩本選手のいた第二集団は人数こそ25名ほどいて数的有利はありました。海岸線の直線を往復するだけのコースなので、全員でしっかり回せば集団は機能したはずなのですが、それぞれの思惑がある中で「前を追う」という意思統一がなされず、周回を重ねる毎にタイム差は広がりました。結局、ランスタート時には先頭の5名と約3分の差がついておりました。岩本選手は終始7位集団の先頭付近で必死に前を追いかけました。ラスト周回に入った為、フィニッシュゲートに近い場所で帰ってくるのを待っていると、5位以降は第2集団の選手が追いついており、続々とラストスパートをかけて入ってくる選手が見え、その中に、岩本選手の姿もありました。10キロのランラップ自己記録更新の走りで、最後まで力を振り絞り10位でのフィニッシュとなりました。
今シーズン最後となる海外2連戦、結果だけで言えば決して満足いくものではありませんでした。しかし、その中でも現在進行中の取り組みによる成長を感じられる場面もあったと本人は言っているので、その成長した部分を如何に結果へと繋げられるかだと感じております。あとほんの少しの変化で、大きく世界が変わると確信しているので、引き続き選手と共に精進していく所存でございます。
今シーズンも、変わらぬご声援、誠にありがとうございました。
《コーチ 平松幸紘》
【岩本選手コメント】
日頃よりご支援、ご声援をいただき誠に有難う御座います。
結果は10位でした。シーズン最終戦、悔しい結果で終える事となりました。
スイムのスタートでは抜け出す事が出来、良い位置で第1ブイ迄泳ぐ事が出来ましたが、高波に苦戦して、先頭集団から少し離れた位置で1周目を終えました。2周目はその差を広げられ、第2集団でバイクスタートをしました。
集団は大人数で、十分に先頭に追い付けるはずでしたが、全く集団が機能せず、差はどんどん広かっていきました。
積極的に前を走り、集団のペースを上げる事に徹しましたが、それでもペースは上がらず、最終的に約3分の差でランに移りました。ランでは良いパフォーマンスで走る事が出来、ベストラップを更新する事が出来ましたが、バイク迄の展開を覆す事は出来ず、目標には及びませんでした。前回、今回のレースで、オフシーズンに取り組むべき課題を整理する事が出来ました。
来シーズンは大きく飛躍出来る年に出来るように致します。
皆様のお陰様で、全てのレースを全力で戦い抜く事が出来ました。特に今シーズンは、練習面、精神面でチーム外の多くの方々にも支えていただき、日本選手権準優勝という結果に繋げる事が出来ました。誠に有難う御座います。1日1日を大切に、目標に向けて取り組んでまいります。
今後とも、ご声援の程何卒宜しくお願い申し上げます。