RESULT 2024年
アジアトライアスロンカップ(2024/大阪城)
開催日 | 2024年5月26日 10:15エリート男子スタート |
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開催地 | 大阪城公園及び周辺特設コース(大阪市中央区) |
コース | スイム750m (750m×1周)バイク20km (3.3km×6周)ラン5km (2.5km×2周) *スプリントディスタンス *アジアトライアスロン同盟(ASTC)公認 |
【エリート男子上位3名と弊社所属選手結果】
順位 | 氏名 | 記録 |
1 | Luke Bate(オーストラリア) | 0:53:30 |
2 | toby powers(オーストラリア) | 0:53:36 |
3 | Kye Wylde(オーストラリア) | 0:53:52 |
22 | 福島 旺(日本食研/愛媛) | 0:55:13 |
【関連Webサイト】
- 結果詳細(全70名)
https://triathlon.org/results/result/2024_asia_triathlon_cup_osaka_castle/636185 - WTイベントページ
https://triathlon.org/events/event/2024_asia_triathlon_cup_osaka_castle - 実業団トライアスロン部ブログ
https://nsk-triathlon.blogspot.com/
【レースリポート】
福島選手にとっては今シーズンの初戦であり、実業団選手としてのデビュー戦でもあった今回のレース。今シーズンは11月の日本選手権に標準を合わせるスケジュールで年間計画を立てており、今回の目標は「スイムからバイクまでは先頭集団展開する」という事でした。その為、本人にも「最終順位は気にしなくて良いので、とにかく、バイクまで絶対に先頭集団で展開しよう!」と、何度も伝え、テーマを明確にして挑みました。
レース当日、早朝は涼しさを感じたものの、時間と共に日差しが強くなり、気温もグングンと上昇していき、男子のレースがスタートした10:15頃には、既に日が当たる場所では汗が出てくる状況でした。福島選手はレースナンバーが下位という事もあり、自分が希望するスタート位置を選べる訳ではありませんでした。その為、上位陣が集まっている所とは反対側でスタートする事になりましたが、結果的に今回は良い方向に転び、スタート直後から抜け出すことが出来ました。序盤からどのレースでも抜け出してくる先頭選手の後ろに付くことが出来て、終始2番手で展開するという理想的な流れになりました。トランジットもうまくいき、なんとバイクはトップでスタート。バイクスタート地点から500mぐらいの所で待機していた私の目の前を、スイムでトップだった選手と共に後続に数秒の差をつけて走り去っていく姿に、手の震えがしばらく止まりませんでした。その後、後続から2名の選手が追いついてきて、4名での先頭集団が形成され中盤まではその4人で逃げ続ける展開でした。今回、最終的に30名以上になった第2集団には、本来であれば先頭集団に入ってくるはずの選手が数多くいた事や、福島選手を含む先頭は4名全員で上手く先頭交代が出来ていた訳ではなかった事などが要因となり、バイクの後半に入ったあたりで追いつかれてしまいました。ランスタート時には10位ぐらいの位置で飛び出していけたものの、今はまだレースで走り切る為の練習をさせていない事もあり、徐々に順位を落としていき、22位でのフィニッシュとなりました。
今回、結果だけ見れば22位、福島選手にとっては後輩にあたる選手にも負けてしまったので、本人は悔しくない訳がありません。当然、レース後には悔しさを滲ませておりました。しかし、今回のレースに関しては、「スイムからバイクまでは確実に先頭集団で展開する」このことだけにフォーカスして挑ませたので、ある意味完璧に近いレース内容だったと感じております。今回の経験を今後のレースに活かしていけるよう、引き続き、長期的視点でトレーニングに励んでいきたいと思います。
《監督 平松幸紘》
【福島選手コメント】
日頃よりご支援、ご声援をいただき誠に有難う御座います。
結果は22位でした。シーズン初戦、結果だけ見れば悔しいですが、目標通りのレースを行うことができました。スイムはスタート直後から抜け出すことができ、他の選手とのバトルなく第一ブイを冷静に回ることができました。その後は2番手の位置をキープし、前の選手を目安に余裕を持って展開することができました。バイクでは4人の逃げ集団に入り、後続との差を広げるために高い心拍の中でも高い出力を続けることができました。バイクでは練習の成果を少しずつ感じることができており、まだまだ課題はあるものの、今の行っている練習に自信を持つことができました。ランは目的外ではあるものの、抜かされるのは悔しく、前を追えない走りにもどかしさを感じました。先ずは、ランに焦点を当てた時に崩れないような身体作りを、今の内から徹底して行っていく必要性を感じました。
狙い通りのレースで初戦を終えることができ、良いシーズンのスタートを切ることができました。今後のレースでも1つ1つ課題をクリアできるように取り組んでまいります。今後とも、ご声援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。