RESULT 2024年
トライアスロンアジアカップ(2024/蒲郡)
開催日 | 2024年6月23日(日)12:35 エリート男子スタート |
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開催地 | 愛知県蒲郡市 |
コース | スイム750m(750m×1周)バイク20km(5km×4周)ラン5km(2.5km×2周) *スプリントディスタンス |
【エリート男子上位3名と弊社選手の結果】
順位 | 氏名 | 記録 |
1 | 安松青葉(アクサスホールディングス/東京) | 00:56:16 |
2 | Toby Powers(オーストラリア) | 00:56:29 |
3 | 佐藤錬(玉昌会/鹿児島) | 00:56:40 |
15 | 福島 旺(日本食研/愛媛) | 00:58:35 |
【関連Webサイト】
- 結果詳細(全70名)
https://www.jtu.or.jp/result/?event_id=259&program_id=259_1 - 大会公式サイト
https://triathlon.org/events/event/2024_asia_triathlon_cup_gamagori - 実業団トライアスロン部ブログ
https://nsk-triathlon.blogspot.com/
【レースリポート】
今シーズン前半戦の最終戦となるこのレース、福島選手は10位を目標に挑みました。大阪のレースでは敢えて取り組ませなかったスピード練習も今大会前には数回行い、準備を進めていきました。レース前日の試泳では「調子がいいので、明日もスイムから先頭付近で行けそうです!」という発言がありましたので、調整は上手くいったと感じる反面、少し気持ちが浮ついている印象も見受けられたので、一抹の不安もありました。
レース当日は雨が降ったり止んだりの天候でした。午前中よりは蒸し暑さも気持ち和らいだ感じでしたが、ちょっとした油断が命取りになるので、水分補給、トランジションエリアまでの導線確認、各種目での意識するポイントなどをいつも以上に再確認させました。今回も大阪の時と同様に、スイムのスタート位置を選べるほどレースナンバーが上ではない為、上位陣が集まる右側ではなく、中央辺りからのスタートなりました。これが今回も上手くハマり、スイムで他の選手とのバトルに巻き込まれる事無く、先頭から3番目の位置で第一ブイを通過し、その後も4名の先頭集団でスイムを終えました。バイクに移る過程で選手が1名手間取ったこともあり、3名で先頭集団を形成してバイクはスタートしました。この時点で後続の集団とは約10秒差ありましたが、先頭集団の1名がかなり積極的にバイクを引っ張っていた事もあり、一時は20秒差ぐらいまで開きました。福島選手は先頭から離れる事はありませんでしたが、バイク走力に大きな差があり食らいついていくのがやっとで、ローテーションを上手く回せるような状況ではなかったようです。結局、残り2キロぐらいで追いつかれはしたものの、前回の大阪以上に強豪選手が揃っていた第2集団から終盤まで逃げ続けた事は良い経験なりました。ランはバイクで脚を使い切っていた事もあり、スタート直後からキツそうな表情で走っておりました。しかし、心拍数が上がり切っていても、リズムは崩さず最後まで大きく失速することなく粘りの走りが出来て、15位でのフィニッシュとなりました。
今回、内容にフォーカスした大阪とは違い、結果にもある程度フォーカスして挑みました。10位の目標に対して15位でしたので、目標不達成ではあったものの、当初は先頭集団にもっと人数がいる展開を予想し、後続と差を付けた状態でランスタートをした場合の目標順位でした。福島選手は3種目ともミスはなく、持てる力全てを出し切っておりました。今回のような展開で、自分の力を出し切っての結果ですので、15位でも十分評価に値すると感じております。
レース後、本人とのやり取りの中で、「今の自分なら出来るはずの事が出来なかった訳ではなく、自分の実力を100%発揮しても及ばないほど、力の差を見せつけられた。」と悔しさを滲ませながら語っておりました。こういった悔しさはマイナスではなくむしろ「もっと頑張らねば!」と、プラスに働く悔しさだと思うので、この気持ちを糧に夏場の強化期間も取り組んでいきたいと思います。
《監督 平松幸紘》
【福島選手コメント】
結果は15位でした。目標である10位以内には届きませんでしたが、大阪同様にスイムから攻めることができ、良い内容でレースを展開することができました。
スイムでは前日の試泳から感覚が良かったので、先頭付近で上がる自信はありましたが、想定以上に強度が上がっており高心拍でのスイムパートとなりました。バイクは乗り出しで3人の先頭集団に絞られました。私のレース展開としては、あと数人多い集団で展開して行きたかった為、3人でのローテーションは負担が大きく、前に出ることが少なくなりました。
集団内の1人がとても実力のある選手であった為、その選手様々のバイクパートで、まだまだ日本代表になるための差があることを深く感じました。ランでは、バイクで脚を使い切っていたため、とにかく粘ることを意識して走りました。
大阪が終わり、ランにフォーカスすることを増やしていた為、高心拍の中でも動くことができていて、改善が見られていました。ナショナルチームも参戦した今回のレースで、私の強みを活かして行けるところまで行くことができました。まだまだ課題は残りますが、焦らず今年の最大レースである日本選手権に向けて準備して参ります。今後とも、ご声援の程何卒宜しくお願い申し上げます。