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Resultレース結果

RESULT 2024年

アジアトライアスロンカップ(2024/海の森)

開催日 2024年9月23日(日)男子8:40レーススタート
開催地 海の森公園特設会場(東京都江東区)
コース スイム1500m (750m×2周)バイク40km (5.0km×8周)ラン10km (2.5km×4周)
*スタンダードディスタンス

【エリート男子上位3名と弊社所属選手結果】

順位 氏名 記録
1 ジェームズ コーベット(ニュージーランド) 1:47:26
2 定塚 利心(流通経済大学) 1:49:13
3 玉崎 稜也(小泉/東京) 1:49:17
18 福島 旺(日本食研/愛媛) 1:52:38

【関連Webサイト】

【レースリポート】

レースリポート

 今シーズン後半戦の2戦目となるレースでした。前日は強風でバイクのコース試走が中止になるなど、天候面で心配な部分もありましたが、レース当日は曇っているだけで、風は時折強く吹いていたものの、前日のような強風は吹いておりませんでした。

 実業団に入ってからのエリートレースでは、今回が初のスタンダードディスタンスという事で、スイムは前半戦で泳いでいた750mから1500mになります。距離が倍になるという事が頭の隅にあったようで、体力温存に意識がいき、スタート直後のダッシュをいつもより早めにやめる選択をしました。結果的これが要因で完全には抜け出した状態にはならず、第一ブイは6番手辺りで通過したものの、スイムバトルをしながらの展開になりました。エリートレースの洗礼も受けたようですが、その後先頭の3人がペースを上げていく中で、後ろから追い上げてその3名に追いついた数名の集団に入る事が出来ず、結果的には先頭から約35秒遅れの第2集団でスイムを上がりました。この第2集団はバイク走力にバラツキがあり、スタート時に強い選手が前方に固まっていたので、何とかスタート直後の一番苦しいところを耐えて食らいついてほしいと思いながら、バイクをスタートしていく福島選手の背中を見送りました。

 先頭集団にも動きがあり、外国人選手が一人で逃げる展開になり、その後、10名ほどの第2集団が帰ってきました。ここに福島選手の姿があれば良かったのですが、スタート直後のスピードアップについていけず、同じように千切れてしまった4名で第3集団を形成する展開になりました。その後も先頭の選手は後続との差を広げながら逃げる中、第4集団が福島選手のいる第3集団を吸収。更に、中盤にはペースの上がらない第2集団も捉えようかという展開になりました。私は福島選手にとっては運の良い展開になりそうだが、油断は出来ないという感情を抱いていました。すると次の周回で10名いたはず第2集団が6名になって帰ってきました。そして約10秒後に福島選手を含む14名が追いかける展開になっていました。レース後、福島選手に確認すると、追いつく直前で、第2集団の走力がある選手がアタックをかけて、反応できた6人に逃げられたということでした。その後は一人逃げをする外国人選手がタイム差を広げ続け、6名になった第2集団も福島選手の入っていた第3集団との差を徐々に広げていきました。ランスタート時には先頭に逃げ切った外国人1名、約2分後に第2集団、そこから約40秒遅れで福島選手がいる第3集団という形になりました。スイムから思うような展開にならず、ランスタート時にも表情が苦しそうだったので、「出来るだけ粘ってほしいが、今の状態ではズルズルと失速していく可能性も覚悟しておこう」と感じながら福島選手を見送りました。2周回目、表情に余裕はなさそうでしたが、走りのリズムは戻ってきていました。2.5kmを4周回する今回のコースは基本的には平坦路なので、リズムを崩さないようにだけ指示し続けました。そして、最後まで大きな失速はせず、持ち前の淡々とペースを刻む走りを維持できて、18位でのフィニッシュでした。

 今回、スイムでは判断の甘さ、メインで強化しているバイクで本調子が出せなかったなど課題が残りましたが、ランに関しては地道に取り組んでいる事の成果を見受けられたので、収穫もあるレースでした。後半戦は大事なレースが10月、11月と入ってくるので、そこに向けて今回の経験を活かしていきたいと存じます。

《監督 平松幸紘》

【福島選手コメント】

 日頃よりご支援、ご声援をいただき誠に有難う御座います。

 結果は18位でした。スイムでは第1ブイを6番手で入ることができましたが、その後バトルに巻き込まれ第2集団として展開していきました。先頭集団に入りたかったですが、油断もあり後ろに位置してしまいました。

 バイクでは乗り出しで集団が2つに分かれて後ろの方で集団を形成しました。前の集団は一つ前のメイン集団に追いついていた為、単純なバイク力だけでなく、乗り出しのスキルにも課題を感じました。バイク中は8周回ある内、3周目までは余裕がありましたが、残り5周は脚がキツくなってきて、後半はランが走れないと感じるような強度感、疲労感になりました。

 しかし、走り始めてみると淡々と刻むことができ、後半はペースを上げてゴールすることができました。

 バイク強化をメインに取り組んでいる為、今回の内容は結果も含めて満足とはいきませんでしたが、スイムから流れを掴む重要性を実感することができ、今後に繋がるレースはできたと感じます。

 次は2週間後の国スポとなるので、疲労を抜いて最大限のパフォーマンスで終えることができるように努めてまいります。

 今後とも、ご声援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

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