RESULT 2024年
アジアトライアスロンカップ(2024/無錫)
開催日 | 2024年10月26日(土)9:00 エリート男子スタート |
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開催地 | 無錫(中国) |
コース | スイム750m (1周)バイク20km (4周)ラン5km (2周) *スプリントディスタンス *アジアトライアスロン同盟(ASTC)公認 |
【エリート男子上位3名と弊社所属選手結果】
順位 | 氏名 | 記録 |
1 | Felix Duchampt(ルーマニア) | 54:31 |
2 | Denis Kolobrodov(ロシア) | 54:34 |
3 | jeremy Quindos(ウズベキスタン) | 54:36 |
26 | 福島 旺(日本食研/愛媛) | 56:08 |
【関連Webサイト】
- 結果詳細(全58名)
https://triathlon.org/results/result/2024_asia_triathlon_cup_wuxi - WTイベントページ
https://triathlon.org/events/event/2024_asia_triathlon_cup_wuxi - 実業団トライアスロン部ブログ
https://nsk-triathlon.blogspot.com/
【レースリポート】
9月以降のシーズン後半戦、これまでの2戦は原因不明の不調で思うようなパフォーマンスが発揮出来ませんでした。しかし、10月中旬以降は明らかに練習内容も良くなり、本来の調子を取り戻しつつあるという手応えを感じておりました。今回のレースは、福島選手の武器であるスイムを活かして「スイムから先行していく本来のレーススタイルを取り戻し、日本選手権へ繋げる」という部分を重視して挑みました。
レース当日は曇り一時雨、水温は20.3の為、ウェットスーツ不可でした。福島選手は全体で真ん中あたりの位置を選択してスタートしました。イメージ通りスタート直後からしっかりと抜け出して、危なげなく第一ブイを先頭付近で通過し、そのまま先頭に続いて2番手でスイムを終えました。そして、トランジションエリアへ向かう途中で先頭に躍り出ると、その勢いのままバイクも先頭でスタートしていきました。1周目を帰ってきた際には、ヨーロッパやオセアニアの選手を中心とした6名の先頭集団にしっかりと入っておりました。このまま、後続を引き離せれば理想的な展開でしたが、15名ほどの第2集団も逃さまいと猛追してきて、4周ある内の最終周で捕らえられてしまいました。ランではパリ五輪代表選手がいるなど、福島選手の走力では上位争いに食い込める余地が、全くありませんでした。しかし、現状で最大限のパフォーマンスは発揮して、26位でフィニッシュしました。
9月下旬以降、原因不明の不調に苦しみ続けていましたが、今年一番のピークを持っていきたい日本選手権を3週間後に控えたこの時期になって、ようやく復調の兆しが見え始めました。本人にとっても、バイクまでのレース内容に関しては自信に繋がったと思うので、それが一番の収穫でした。日本選手権に全てをかけて準備している今シーズン、最後に笑顔でシーズンを終われるように、気を緩めることなく最大限の準備を進めていきます。
《監督 平松幸紘》
【福島選手コメント】
日頃よりご支援、ご声援をいただき誠に有難う御座います。
結果は26位で良いものではございませんが、久々に自分らしいレースをすることができました。スイムは1人で抜け出すまでは出来ませんでしたが、近くに泳力の高い選手が居て、隣の選手と横並びで一緒に抜け出すことが出来ました。動きが良く安定した泳ぎをすることができ、終始冷静に泳ぐことができました。バイクは序盤で6人の集団を形成し、後ろの20人ほどの集団から逃げる形となりました。集団内は実力差があり、ヨーロッパ、オーストラリアの選手との違いを見せつけられました。逃げる意志はありましたが、なかなかローテーションに参加することができず悔しく思います。後ろの集団には残り4kmで追いつかれ、牽制が入りました。その中での位置取りには課題を感じ、無駄な力を使わずに良い位置をキープすることの難しさがありました。ランは動けている感覚はありましたが、実際は全く進んでおらず、バイクで脚を使っていたこともあり、集団から早々にこぼれ落ちてしまいました。
後半戦が始まってからは上手くレースすることができておりませんでしたが、今回はスイムから前で展開することができ、ホッとしています。ですが、まだ調子を上げる切ることができていませんので、日本選手権までの残り3週間を大切に過ごし、納得のいく形で今シーズンを終えることができるように引き続き励んでまいります。今後とも、ご声援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。