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Resultレース結果

RESULT 2025年

アジアトライアスロンカップ(2025/連雲港)

開催日 2025年5月17日(土)エリート男子09:00(日本時間同日10:00)
開催地 プトラジャヤ(マレーシア)
コース スイム1.5km(2周)、バイク44km(4周)、ラン10km(4周)
*スタンダードディスタンス

【エリート男子上位3名と弊社所属選手の結果】

順位 氏名 記録
1 Grigory Antipov(ロシア) 2:01:46
2 Bradley Course(オーストラリア) 2:01:50
3 Yunxiang Ma(中国) 2:01:52
26 小林 幸誠(日本食研) 2:06:37

【関連Webサイト】

レースリポート

【レースレポート】

 小林選手にとっては初の海外レースというだけでなく、初のコンチネンタルカップクラスのレース参加でしたが、結果は26位で世界ランキングのポイントも獲得できました。

 現地入りした時から常に曇っており、辺りの風景もどこを向いてもぼやけているような感じでしたが、レース当日は晴れ間が見え、暑さを感じるコンディションとなりました。ただ、水温自体は低いままでしたので、ウェットスーツ着用の許可が出たレースでした。小林選手は世界ランキング外の選手でしたので、レースナンバーは59番(70人中)。当然、スタート位置を選択するというよりは残っている所に入るという形でした。苦手とする砂浜から走って飛び込むスタート方式でしたが、上手く反応して、周囲の選手に巻き込まれる事無くスタートできました。しかし、第一ブイの辺りから周囲の選手が集まってきた形になると、上手く自分の泳ぎができなかったようで、最終的には先頭から44秒遅れの30番手あたりでスイムを終えました。スイムは先頭が一人抜け出して、その後は縦長の集団になっており、小林選手も完全に集団から離れた位置ではありませんでした。しかし、バイク序盤の集団が出来上がるまでの一番きつい所で前を終えるほどの走力がなく、先頭集団から50秒ほど離れた第2集団で1周目を帰ってきました。2周目以降は、最低限のタイム差で周回を重ねてもらうしかないかと思って2周目が終わるのを待っていると、先頭集団が明らかに大きくなっていました。40名ほどの集団になっていた為、小林選手を肉眼で確認できなかったので、落車も脳裏に浮かびました。祈る気持ちで3周目を待っていると、先頭集団の最後尾付近に小林選手がいるのを発見。*レース後、本人に確認すると、第2集団に走力のある外国人選手が何人かいたようで、その選手たちのおかげで2周目に追いついたとの事でした。最終周で外国人選手4人が逃げを決め、日本人選手がいる第2集団に40秒ほどの差をつけて帰ってきました。小林選手はその第2集団の最後尾付近で無事にバイクを終え、ランへと移りました。トップスピードはまだまだないものの、苦しくても大崩れせずに粘りの走りをできるのが小林選手の特徴です。スタートした時点では35番手辺りでしたが、徐々に順位をあげて26位でのフィニッシュでした。

 このレースへ出場するにあたり、ポイントを先ずは獲得して世界ランキングに入り、今後に繋げる事が目的でしたので、目標順位は25位としました。今のレベルを考えると少し高めの設定にしましたが、結果は26位でポイントも獲得できたので、ほぼ目標は達成できたといえる内容だったと感じております。もちろん細かい部分での課題はいくつもありましたが、小林選手にとっては実業団選手として本当の意味でのスタートは本日からだと思っています。これから様々な経験をしていく事になるかと思いますが、彼の成長を一番の特等席で見守っていけるので、楽しみでしかありません。

《監督 平松幸紘》

【小林選手コメント】

 日頃よりご支援、ご声援をいただき誠に有難う御座います。

 結果は26位でした。

 スイムはスタートから抜け出すことができましたが、スピードが上がらず第一ブイを回る際に大幅に失速してしまいました。そこから順位を落とし、集団の後方でスイムを終えました。また、スイムからトランジに移るランニングでも多くの選手に抜かれてしまい、今後はスイム終盤で少し無理してでも集団の前方で上がるなどして次に活かしてまいります。バイクは乗り出しで先頭集団につくことができず、第二集団での展開となりました。海外の選手に付くことに精一杯でしたが、2周目後半で先頭集団に追いつくことができ、そこからはある程度の余裕を持って進めることができました。ランは走り出しから足が重く、理想のペースで走ることができませんでした。ただ、最低限のスピードを維持しつつ、後半にかけて少しずつリズムを作ることができ、大幅にペースが落ちることはありませんでした。

 今回が自身初の海外レースでした。目標の25位には及びませんでしたが、近い順位で完走することができ安心しております。今回の経験を今後のトレーニングやレースに活かしてまいります。

 今後とも、ご声援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

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