RESULT 2025年
第12回愛南町いやしの郷トライアスロン大会*滋賀国スポ愛媛代表選考会
開催日 | 2025年6月7日(土)13:00 スタート |
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開催地 | 愛南町(愛媛県) |
コース | スイム1500m (750m×2周)バイク40km (10km×4周)ラン10km (3.3k×3周) *スタンダードディスタンス |
【男子上位3名と弊社選手の結果】
順位 | 氏名 | 記録 |
1 | 福島 旺(日本食研) | 2:00:27 |
2 | 小林 幸誠(日本食研) | 2:02:29 |
3 | 近藤 浄士(愛媛県) | 2:09:53 |
【関連Webサイト】
- 結果詳細
https://www.jtu.or.jp/result/?event_id=320&program_id=320_1 - 大会HP
https://ainantriathlon.jp/ - 実業団トライアスロン部ブログ
https://nsk-triathlon.blogspot.com/
【レースレポート】
この大会は、今年開催される滋賀国スポの愛媛代表選考会になっている為、一般レースではあるものの、弊社の選手も参加することになりました。福島選手は、昨年のようなケアレスミスをすることなくレースを展開し、1年でどこまで成長できているか。小林選手は初めての愛南大会ではありますが、現状で最大限のパフォーマンスは発揮して、どこまで福島選手を追っていけるか。この辺りをそれぞれのテーマにして挑みました。
当日は曇り予報だったものの、午前中は日差しも強く暑さとの戦いになると予想されましたが、スタート時刻となる13:00頃には少し曇り始め、ランの頃には気温も下がった為、比較的レースコンディションは良好でした。弊社の選手2名はスイムスタート直後から抜け出し、福島選手がコースレコードとなるタイムでスイムを終えました。小林選手も約20秒後にスイムを終えて、日本屈指の難コースと言われるバイクへ移りました。福島選手はエリートレースも想定して、バイク序盤は敢えてハイペースで入る事にしていました。福島選手より走力の劣る小林選手との差は当然広がると予想していたのですが、1周目を帰ってくるとその差が15秒ほどに縮まっておりました。大番狂わせが起こるかと思いましたが、その後、小林選手は当初の目的通り淡々とペースを刻む走りを徹底し、福島選手はその後もある程度追い込み続けた事や、下りやコーナリングでのスキルの差もあり、最終的にはスイムに続きバイクのコースレコードとなるタイムでバイクを終え、小林選手に2分差をつけてランをスタートしました。ランは小林選手の方がベストタイムは速い為、福島選手が失速すると2分差もひっくり返る可能性もありましたが、バイクで脚を使った状態でも最後まで失速することなく福島選手は走り切り、3種目ともトップタイムでの完全優勝を果たしました。小林選手はランの序盤でタイム差を縮めた場面もありましたが、バイクに続きランもアップダウンの激しいコースに苦戦し、最終的にはランラップでも福島選手に数秒差をつけられ、約2分差のまま2位でのフィニッシュとなりました。
今年のレース、福島選手はスイムとバイクのコースレコードをたたき出し、フィニッシュタイムも昨年より約6分速く、過去の記録でみても歴代3位でした。今シーズンの前半戦、中々レースでは結果が残せず苦しい状況が続いておりますが、確実に力はついている事が今回のレースで証明されたので、自信を取り戻すきっかけになったレースでした。小林選手も海外レース後に患った気管支炎から回復直後のレースという事で、万全の状態ではなかったものの、現状で最大限のパフォーマンスは発揮できたレースだったと思います。シーズン前半戦は残り1レースなので、この流れにうまく乗り、良い形で前半戦を締め括りたいと考えております。
《監督 平松幸紘》
【福島選手コメント】
日頃よりご支援、ご声援をいただき誠に有難う御座います。
結果は1位で、独走で優勝することができました。今回のレースではエリートのレベルを意識して、バイクの前半にオーバーペースで出力することを意識しました。高心拍の中でも予定通りに進めることができ、次に繋がる内容だったと感じています。バイク後半も動かなくなることはなく、昨年から強化できていました。また、下りでは技術的な成長も感じることができた反面、ブレーキの掛け方やスピードの乗せ方には課題を感じる内容でした。バイク全体で見るとスムーズに展開できていましたが、まだ無駄があり改善する必要があるので、今後取り組んでいきます。ランは走り始めで上手くリズムを作ることができましたが、上りを終えた後からリズムが崩れてしまいました。起伏のある中でのペース維持は練習で取り組んでいることなので、引き続き強化するとともに、上りや下の走り方にも注意して練習していきたいです。バイクでしっかり出力した後のランとしては現状のパフォーマンスが発揮できていたのではないかと感じています。この勢いを利用して今後のエリートレースに繋げることができるよう練習していきます。
今後とも、ご声援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
【小林選手コメント】
日頃よりご支援、ご声援をいただき誠に有難う御座います。
結果は2位で、9月に開催される国民スポーツ大会への出場権を獲得することができました。今回は、中国でのレース後に発症した気管支炎の病み上がりの試合でもあり、無理をせず自分のペースを淡々と刻むことを意識してレースに臨みました。
スイムでは、抜け出しこそうまくいったものの、2周目から福島選手と大きく離れてしまいました。相手選手の位置取りや、冷静なコース取りの重要性を改めて実感する内容となりました。バイクでは、登りは回転を意識し、力を使いすぎることなく理想的なパワーで走ることができました。下りは急なカーブが多く、ブレーキをかけすぎたことで無駄な減速が目立ちました。少しずつハンドリング技術を身につけ、コーナーでもスムーズにスピードを維持できるよう意識して取り組んでまいります。ランでは、全体を通して無理なく自分のペースで走ることができました。ただ、登りで落ちたスピードを取り戻すまでに時間がかかる点は課題として感じました。アップダウンに左右されず、リズムよく走り続けるための走力をつけていきます。
前半シーズンも残すところ2週間後のスーパースプリントのみとなりました。これまでの試合ではコンディションに悩まされたこともあり、今後はより一層体調管理に努め、万全の状態で臨めるよう準備してまいります。
今後ともご指導、ご声援のほど、何卒よろしくお願いいたします。