RESULT 2025年
わたSHIGA輝く国スポ2025(第79回国民スポーツ大会)
開催日 | 2025年9月28日(日)11:00 男子スタート |
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開催地 | 滋賀県近江八幡市特設トライアスロン会場 |
コース | スイム1.5km(750m×2周)・バイク40km(1.8km+5.2km×7周+1.8km)・ラン10km(2.5km×4周) *スタンダードディスタンス |
【男子上位3名と弊社選手の結果】
順位 | 氏名 | 記録 |
1 | 内田 弦大(滋賀県) | 1:49:27 |
2 | 浅沼 一那(東京都) | 1:50:07 |
3 | 大浦 直繁(静岡県) | 1:50:23 |
10 | 小林 幸誠(愛媛) | 1:52:44 |
15 | 福島 旺(愛媛) | 1:53:24 |
【関連Webサイト】
- 結果詳細(全89名)
https://www.jtu.or.jp/result/?event_id=363&program_id=363_2 - 実業団トライアスロン部ブログ
https://nsk-triathlon.blogspot.com/
【レースレポート】
今年は弊社所属の選手2名が愛媛県代表として、国スポに出場いたしました。「最低でも一人は8位入賞を果たし、1点でも獲得して愛媛県に貢献する!」と、強い気持ちを持って挑んだレースでした。
今年のスイムコースは遠浅だった為、スタート直後のテクニックで序盤から大きな差になる可能性がありました。高身長の福島選手にとっては有利な状態でしたので、難なく抜け出しました。小林選手もスタート直後にバランスを崩しかけるも上手く対処して、福島選手を追いかける展開になりました。1周目は福島選手が8番手あたりで上がってきて、小林選手も大きく遅れることなく第一集団圏内の13番手あたりで上がってきました。その後も大きな失速をすることなくスイムを終え、初めて2名が先頭集団でバイクを展開する形になりました。序盤で第2集団とは1分差があったものの、国スポのバイクは「全員が8位入賞という結果を求め、ラン勝負を意識して足を温存する」という、必要以上の牽制状態が続きがちになります。今年もその展開になってしまい、メンバー的にも選手数的にも差を広げられて当然の状態にも関わらず、終始1分という差は終始変わらずランへと移りました。ランの1周目、福島選手が7位、小林選手が10位で帰ってきて、愛媛の応援団は大いに盛り上がりました。中盤以降になると福島選手が10番手あたりに順位を下げるも、小林選手は持ち前の粘りで順位を上げて7番手あたりでした。ラスト一周に入った時点で小林選手は8番手、すぐ後ろには走力のある選手が複数名迫っていましたが、何とか逃げ切ってほしいと願いながら、フィニッシュ地点へ移動しました。そして、8位で帰ってきたのは・・・他県の選手でした。小林選手は全力を尽くすも終盤2名にかわされ10位という結果でした。福島選手も何とか粘って15位でフィニッシュしました。
結果的に、目標としていた順位に惜しくも届きませんでしたが、小林選手も福島選手も国スポでは自己最高順位でした。練習で積み重ねてきた事がようやくレースで発揮できる兆しが見えたレースでもありました。来月末に控えた日本選手権では、今回の悔しさを払拭できる結果を残すべく、これからの一か月を過ごしていきます。
《監督 平松幸紘》
【福島選手コメント】
結果は15位でした。
まだまだ足りませんが、現状の力は発揮できたと思います。
スイムは遠浅だった為、ランの要素も含まれていたり、スローペースだったりと想定以上の大集団となっていました。横に広がっていて先頭が視界に入っていたので、焦らず自分の位置をキープすることを意識しました。
バイクは向かい風と追い風が極端な周回コースだったこともあり、全体的にまったりした展開となりました。Uターンでは後ろにいることがありましたが、立ち上がりの強度が高すぎた為、できる限り前で位置取ることを意識しました。しかし、Uターン前になると位置どりが激しくなり、理想的な入り方ができなかったことが何回かありました。
ランは2キロほどまでは順調に走れていましたが、起伏のあるコースに対応できず徐々に脚が止まっていきました。
納得のいくレースをすることはできませんでしたが、現状のパフォーマンスを確認することができ、今後に繋がる内容であったと思います。また、毎年この時期は調子を崩している中で今回のラインで留めることができたのは収穫でした。日本選手権までは残り1ヶ月あるので、調子を上げていき、結果に繋げることができるように調整してまいります。
今後とも、ご声援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
【小林選手コメント】
結果は10位でした。
スイムでは、苦手としていたビーチランで大きく遅れることなく、終始先頭集団の後方に位置していました。2周目の最後のブイを回ってからは、後方でのトランジション遅れを避けるためにスピードを上げ、焦ることなくT2へ移ることができました。苦しい状況の中でも冷静な判断ができた点は、今後も継続してまいります。
バイクでは、スイム終盤を全力で泳いだため高心拍のまま乗り出し、ややもたついて前と差がつきましたが、何とか追いついて周回コースに入りました。序盤こそ立ち上がりで脚を使いましたが、その後はスローペースで進み、若干の余裕を持って対応できました。しかし、緊張からか無駄な力みがあり、ペダリングをうまくパワーに変換できていない感覚がありました。今後はどのような展開でも落ち着いて冷静に対処できるよう、経験を積んでまいります。
ランでは、バイク終了時点での集団の人数と入賞圏内を意識し、序盤からスピードを上げて入りました。2周目までは上りと下りの変化に対応できましたが、3周目後半で脚の疲労が限界に達し、最後までテンポを上げきれず入賞を逃しました。ランニングの基礎走力に加え、苦手とするスピード変化への対応力が不足していることを痛感しました。どんなコースでも戦える総合的な力が必要だと改めて実感しました。
反省点は多いものの、それ以上に収穫のあったレースでした。今回の経験を踏まえ来月の日本選手権に繋げてまいります。今後とも、ご声援のほどよろしくお願い申し上げます。