About a triathlon
トライアスロンとは、水泳・自転車(バイクという)・ランニングを連続して行う競技です。1974年にアメリカ西海岸カリフォルニア州サンディエゴで初めて行われたといわれています。
またその数年後、ハワイで行われていた3つのビックレース、ワイキキラフウォータースイムとオアフ島周回バイクレースとホノルルマラソンの3つを一緒にやったらどうか、という話が持ち上がり、1978年、トライアスロンの代名詞ともいえるアイアンマン(鉄人)レースがハワイ・オアフ島で初めて行われました。 現在では、アイアンマン世界選手権として世界各国から1,000人以上が集まるこの大会も、最初はたった15人の参加人数でのスタートでした。
その後1980年前後のフィットネスブームに乗ってトライスロンは急速にワールドワイドなスポーツへと変貌を遂げていきました。今日では、世界100か国を超える国々でトライスロンのレース・イベント等が行われています。 国内においては、1981年に鳥取県皆生温泉で初めてトライアスロンが行われました。
トライアスロンが始まった当初は、スイム3.8キロ、バイク180キロ、ラン42.195キロの「アイアンマン」が主流でした。 しかし、レースの普及とともに、より参加しやすいバランスの取れた距離が検討され、現在ではシドニーオリンピックでも採用されたスイム1.5キロ、バイク40キロ、ラン10キロのトータル51.5キロの『スタンダートディスタンス』が主流となっています。また、エリートレースでは『スタンダートディスタンス』の半分の距離の『スプリントディスタンス』やさらに短距離の『スーパースプリントディスタンス』の開催も多くなってきており、よりスピードが求められるようになってきています。
また、2020年東京オリンピック大会からは男子選手2人、女子選手2人の4人の選手で行う『ミックスリレー』が採用になり、競技として新たな進化を遂げています。
一方で、最近では既存の距離・運営方法・ルールにとらわれず、する人(選手)も見る人(応援)もより楽しめるレースが増えてきています。自然や地域の人との一体化、多くの声援の中、自分と戦いゴールを目指す醍醐味、ゴール後の満足感、新しいスポーツとしての可能性、そして何より、バランスの取れた健康な体でいられること、このスポーツの持つさまざまな魅力を少しでも多くの人に知って頂けたらと思います。