午前9時20分男子が一斉にスタートしました。前半から田山選手が積極的にレースを主導し・遠藤選手が続きました。石塚選手は3位集団で細田・古谷選手他国内有力選手と共に展開しました。田山選手が徐々に差を広げながらスイムアップ。石塚選手は3位集団のまま追いかけました。昨年からコースも変わり、トランジッション直後に急な上り坂があり複数の選手が戸惑いました。石塚選手も降車しバイクを押して上がりました。往復コースだったこともあり、トランジッション直後のミスを詰め、バイクは大集団で大きな変化無く最後のランへ持ち越されました。スタートから7番手をあたりでした。一時は6番手まで上がりましたが、ラストスパートに敗れ7位のゴールとなりました。

　男子のスタートから15分後の9時35分女子がスタートしました。川島選手はスタートからトップを奪うとそのまま他を引き離し1周目を5秒ほどリードし、2周目に入りました。後半、蔵本選手に並ばれましたが最後は1位のままスイムを上がりました。バイクでは、直前の右膝痛が響き集団に残ることで必死の状況でした。なんとか集団で戻ったものの、トランジションで転倒してしまいました。唇を切りながらも、最後までランを走り抜きました。前半までは4番手でしたが、後半ペースを維持できず5位のゴールとなりました。

《監督　相澤義和》

　今回怪我から約一年ぶりのエリートレース復帰戦でした。結果は五位入賞と表彰台に届くことは出来ませんでした。一年ぶりのエリートレースに出場出来たこと、無事完走し入賞出来たことは皆さんの応援のお陰です。本当にありがとうございました。

　村上大会は私にとって色々と思い出深い大会なので『復帰戦は村上で結果を出す』と意気込んでいました。しかしレース二週間前に左膝を庇っていた右膝に痛みを伴うようになり、診断結果は思わしくない状態でした。監督、コーチと相談をし出場を決め、練習もスイムのみ、足を使わないプル練習で出来る限りのことを行い挑みました。得意のスイムではなんとかトップでしたが、バイク、ランに至っては怪我もあり走るのがやっとな状態でした。

　今回は完全な状態でレースに出場出来ず申し訳ありませんでした。日本選手権には出場せず怪我をしっかりと治し、次は万全な状態で結果を残します。これからも応援宜しくお願いします。

　シーズン後半初戦となるレースで、チームとしても相性の良いコースと毎年応援に来て下さる会社の方々含め大勢の声援を力に変えて頑張ろうと意気込んでいました。2週間前まで行われた長野合宿後半は徐々に動けるようになって来ている実感がありましたが、その成果を十分に発揮できた結果とは言えませんでした。

　ただスイム・バイクと多少の遅れも何とか取り戻し、先頭集団でレースする中で最後の順位を決めるランが上位の選手に比べ力が及びませんでした。単体の10ｋをトライアスロンのランより速いペースで行うロードレースなどを使った実戦が必要だったと感じています。

　チームとしても個人としても良い流れを作れず申し訳ございません。日本選手権は今季最後の国内レースを目標達成と共に最高の形で締めくくれるよう取り組んで参ります。