http://www.jtu.or.jp/news/2013/pdf/13miyakejima-result.pdf
http://www.ustream.tv/recorded/39537693

　前夜の激しい風雨の為スプリントに短縮され、午後2時10分47都道府県の代表選手が一斉にスタートしました。昨年、佐藤コーチの優勝で1番にコールされ最も内側のコースから飛び込みました。スタートから島根県・桶谷選手が先行し、スイムが得意な引田・福井選手に続いて上手く追泳します。1周目のスイムは、先頭から秒差の3番あたりでした。3種目の中でスイムは苦手意識もありましたが、見事克服しスイムを4番目で上がりました。

　バイクでは、スイムで上がった5人が標高差の厳しいレースに何度も揺さぶり・牽制を繰り返していました。平松選手も2周回目の上りでスパートしましたが、引き離すことが出来ませんでした。5人の集団から誰一人脱落せず、最後のランに移りましたが、トランジッションに手間取り最後尾の走り出しとなりました。

　海からの強風、溶岩石の荒涼としたコースに2名の選手が遅れ、前評判通りの福井・高濱選手と平松選手の3人が一歩も譲らない息詰まるレースが続きました。最後の右カーブを過ぎ観衆をみると、3選手が渾身のスパートをしました。惜しくも平松選手は3位のゴールとなりましたが、随所にトップを奪う力を出し切った素晴らしいレースでした。

《監督　相澤義和》

　目標は愛媛県勢の2連覇だっただけに、3位という結果は決して喜べる結果ではありませんでした。しかしながら、レース内容としてはシーズン前半で特に課題となったスイムパートで、夏場の合宿で取り組んだ事がレースで発揮出来たと感じました。ランも、トランジットでの出遅れを序盤に全力で追いかけ挽回し、最後のスプリント勝負まで優勝争いに絡めました。ラストの勝負で負けた事は非常に悔しいですが、13日の日本選手権に向けて手応えを感じられるレースでもありました。

　三宅島復興イベントとしても開催された今回の東京国体、開催までの道のりは決して平坦ではなかったと思います。この場をお借りして、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。