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RESULT

RESULT 2014年

2014JTUアジアカップ蒲郡大会

開催日 2014年06月22日(日)
開催地 愛知県蒲郡市
コース オリンピックディスタンス(スイム1.5km / バイク40km / ラン10km)JTU(日本トライアスロン連合)公認

【男子レース結果】※上位選手と弊社選手

順位 氏名 記録
田山 寛豪(NTT東日本・NTT西日本/流通経済大学 茨城) 1:52:40
細田 雄一(森永製菓 徳島) 1:54:00
古谷 純平(三井住友海上 東京) 1:54:11
10 石塚 祥吾(日本食研ホールディングス 愛媛) 1:58:18
15 平松 幸紘(日本食研ホールディングス 愛媛) 2:01:00

【関連Webサイト】

http://www.jtu.or.jp/news/2014/pdf/2014gamagori_elite_results.pdf

実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

【レースリポート】

レースリポート

 明け方からの梅雨も治まった12時45分、世界選手選手権シリーズやワールドカップで活躍するエリートトップ選手と海外より2名の選手が出場しスタートしました。

 スイムでは田山、細田選手に続き、若手の古谷、遠藤・谷口選手(トヨタ車体)が集団を形成し10秒のリードを奪いました。これまでトップ集団もしくは第2集団の先頭で石塚選手が上がっていましたが、1周目から第2集団後方となり、順位を上がれないままスイムを終了、バイクへ移りました。平松選手も22番目と大きく遅れスイムを終了しました。

 バイクでは更に田山・細田・古谷選手が先頭集団を形成、ハイペースで後続集団を引き離していきました。石塚選手が第3集団、平松選手が第4集団で追走します。しかし、集団のバイク力量がバラバラで高速ペースが保てない集団には差を詰めることは出来ませんでした。また、女子レースでの落車事故も心理的な影響がペースを落とす原因にもなっていたようにみえました。

 石塚は7位を狙える第3集団、平松選手は12位を目差す位置からランスタートを切りました。石塚選手は杉原選手と共に集団を抜け出し前を追いました。しかし、バイクでのリードが大きく逆に後続から追走したベテランの山本、高濱選手に抜かれ10位のゴールとなりました。平松選手は、最初から呼吸が上がってしまい前半から遅れました。後半からリズムが戻りましたが、15位でのゴールとなりました。

《監督 相澤義和》

【平松選手コメント】

 レース自体は今年4回目、国内のエリートレースとしては今年初となる蒲郡大会でしたが、15位という大変不甲斐無い結果に終わりました。海外2連戦以降の体調不良も、レース1週間前ぐらいからはようやく回復の兆しを感じるようになり、前回の愛南大会のような不安要素を抱えてのスタートではありませでした。

 今回は泳力のある選手のスタート位置が左右中央と分かれる形になった為、スタート後、一番近くで飛び出した選手を利用して泳ごうと考えました。頭の上下動が激しいという自分の悪い癖が最近顕著に現れていたので、この癖が出ないように意識して泳いだのですが、実際の動きに反映されていなかった為かズルズルと後退してしまいました。スイムアップ時に、前の集団と10秒ほど差があることを認識したので、バイクのスタート直後からまずは集団に追いつくことを目標に走りました。路面状況と天候が悪い場合、集団でのコーナリング前後のスピードは絶対に単独の方が速いと思っていたので、落車のリスクを背負ってでも追いつくまではコーナーを攻めました。予想通りコーナーが多い部分で一気に差が縮まり、1.5kほどで追いつく事が出来ました。後半になって雨はやんだものの、路面状態は水溜りも多く悪いままだった上に、落車が発生して集団のペースが思うように上がりませんでした。

 自分なりに前を追う努力はしたのですが、力不足もあり集団を常に引っ張り、ペースを上げていくところまでは出来ませんでした。ランは出だしから海外2連戦のような失速しきった走りとまではなっていなかったものの、スピードに乗れた良い走りでもなく、中途半端なスピードでのスタートとなりました。バイクのダメージがあるのは当然なので、とにかく少しでも楽にペースが上がる走りを意識してゴールを目指しました。

 海外での惨敗から学んだ事を練習で活かし、レースに繋げる事を意識して最近は取り組んでいました。体調不良等で数週間継続して練習が積めた訳ではありませんでしたが、この部分を考慮しても、あまりにもレースの内容が悪すぎる現状に、これまで以上の危機感を感じております。本当に今の自分に必要な練習が何なのかをもう一度考え、この現状を一日でも早く打破出来るよう努めたいと思います。そして、応援に駆けつけて下さる近隣拠点の社員の皆様や、普段から結果を楽しみにして下さっている方々に、喜んで頂ける結果を残せるようにしたいと思います。

【石塚選手コメント】

 蒲郡大会は昨年初めてアジアカップの表彰台に立つことが出来た相性の良い大会です。愛南大会前の体調不良も改善し、1週間前から3種目共に調子が上がってきたのですが、目標とした3位に繋げる事が出来ませんでした。

 スタート前、当日の雨で気温も下がっていたのでスイムアップは陸上のチューブ引きだけにしましたが、スタートしてみると水温が思った以上に高かったので実際に水温を確認する必要があったと思います。短時間でも泳いで実際の水の感覚を掴まなかった事がいつも以上に出遅れた原因にあると思います。スイム1周目終了時は第3集団にいるのが分かりました。第2集団に追いつく為にも周りを邪魔されず泳いでいた状態の利点を生かし、ブイ周りをロス無く入り、細かな差を埋めようとしましたが約10秒差で逃し第3集団のままバイクに入りました。

 バイクコースは路面の凹凸だけでなく、90度のカーブが多数、Uターンが1周につき3回と走力と共に技術が要求されるコースでした。片側2車線を半分に区切って往復させる箇所もあり、道幅が狭くなった箇所からのカーブは角度がより鋭角に感じました。乗り出しは疋田選手と杉原選手との集団で、5周回までに第2集団から落ちてきた遠藤選手、小田倉選手を含めて5人の集団になりました。集団の人数は先頭集団より多かったものの、私を含め先頭を引く人が限られていたことで均等なローテーションに繋がらず、前を走る2つの集団に離される要因になったと感じています。バイク終了時には先頭集団から約3分差、第2集団からは1分半の差でランに移りました。
 
 ランは脚の疲労を抑える為に接地を柔らかく入るイメージを持って走り出しました。しかし3周目以降、徐々に接地の意識も思い通りにならなくなってからは失速が酷く、暑かった昨年よりも1分以上遅れ、10位でゴールしました。

 毎年、大勢の拠点応援が来てくださる前にもかかわらず良い結果報告が出来ず、また普段応援してくださる方へも良い結果報告が出来ずに大変申し訳なく感じております。国内のレースでスイムを先頭集団で上がる事が出来ないようでは苦手のランまでに後続に差を作り逃げ切る理想のレースが展開できません。次の七ヶ浜大会までに泳ぎの見直しを行い、3位目標に取り組んで参ります。