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RESULT

RESULT 2015年

ITU世界デュアスロン選手権

開催日 2015年10月17日(日) 午後2時45分スタート
開催地 オーストラリア・アデレード
コース  第1ラン10km、バイク40km、第2ラン5km ITU(国際トライアスロン連合)公認

【男子レース結果】※エリート男子(U23男子) 上位選手及び日本人選手

順位 氏名 記録
1 Emilio Martin(スペイン) 01:47:11
2 Benoit Nicolas(フランス) 01:47:19
3 Mark Buckingham(イギリス) 01:48:09
9 森 正(宮川医療少年院デュアスロンクラブ / 三重) 01:50:31
15 深浦 祐哉(イステムジャパン・ハリアーズ / 東京) 01:51:17
21 田中 文也(湘南ベルマーレ / 神奈川) 01:52:15
24 根本 雄斗(北茨城市役所/福島)※ 01:53:18
27 中村 祐輔(明治大学/学連)※ 02:12:08
LAP 平松 幸紘(日本食研/愛媛)
LAP 堀内 保大(同志社大学/学連)※  

 ※はU23選手

【関連Webサイト】

公式リザルト:http://www.triathlon.org/results/result/2015_adelaide_itu_duathlon_world_championships/272545_

実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

【レースリポート】

レースリポート

 男子エリート23名、U23は11名の合計34名で一斉スタート。ドラフティングはカテゴリー問わず自由で、周回遅れによる失格のルールについては同カテゴリーのみで適用となりました。

 第1ランは10kmの長丁場。平松選手は早々から最後方に位置し500M程で単独で集団から遅れしまいました。平松選手以外の日本人を含む大多数は4周回中の1周回目は先頭集団内と、やや遅れる程度の僅差で戻って来ました。その後、集団から脱落選手が増えて行き、先頭集団は周回を重ねる毎に人数が減っていきました。

 平松選手は2周目で更にペースを落としてしまい、前とどんどん離されてしまう非常に厳しい展開となってしまいましたが、3周目でペースを少しだけ上げる事が出来、悪い状況の中では最大限の頑張りを見せていました。この時点で目標は順位ではなく、1周目にハイペースで飛ばした代償でペースを大きく落とす選手が出てきたので、その選手らとの距離を少しでも縮めてバイクに移り、バイクでの周回遅れによる失格を回避する事になってしまいました。先頭集団は4人で、日本人選手の先頭は約1分差の第3集団と良い位置でバイクへと向かいました。前回大会優勝のバイクが強いベルギーのRob選手と深浦選手、田中選手が一緒にスタートして、先頭集団に追い付けるチャンスでしたが、走力の違いからRob選手はフランスのYohan選手と二人で前集団にブリッジをかけ追い付き、日本人選手は取り残されてしまいました。平松選手は早々にドイツのMatthias選手に追い付き、二人で協力して先頭集団から必死で逃げましたが、5周目に捕まってしまい周回遅れによる失格となってしまいました。先頭集団ではスペインのEmilio選手が序盤から一人で逃げを決めて第2集団との差を単独で付ける事に成功しました。第2集団に追い付いたRob選手は、しばらくは集団内で落ち着いた動きを見せていましたが、再び最終周回の前にペースアップを試み今度は一人で先頭を行くスペインのEmilio選手を追いかけて単独2位に浮上し、第2ランへと移りました。

 Emilio選手は第2ランでも失速する事なく逃げ切り、圧倒的な力を見せ付けての優勝でした。Rob選手はペナルティで15秒ロスしたのが響き、4位へと後退してしまいましたが、Emilio選手同様に他選手とは異次元のバイクパフォーマンスを見せ付け大いに会場を沸かせました。日本人選手の最高位は第1ランで第3集団から30秒程遅れて第4集団でバイクをスタートした森選手が、よく粘って深浦選手、田中選手の集団にバイク後半に追い付いて第2ラン勝負に持ち込み、日本人過去最高位となる9位でフィニッシュラインを通過しました。

《コーチ 佐藤治伸》

【平松選手コメント】

 昨年、日本デュアスロン選手権で優勝した事により日本代表に選んで頂き出場した今回のレースでしたが、結果はDNF(途中リタイア)となりました。

 日本トライアスロン選手権の6日後ということで、身体の疲労をどこまで回復させられるかという部分での心配はありましたが、当日のウォーミングアップでは、特に違和感もなく最良の状態でスタートラインに立てました。しかし、スタート直後からついていけるはずの集団についていけず、序盤から最後尾を走る展開になってしまいました。終盤、失速した選手を数人抜かしてバイクへ移り、1周目で外国人選手1人には追いつきました。そこからは、ルール上、先頭に周回遅れにされるとそこでリタイヤとなるので、2人で周回遅れにされないよう頑張りましたが、力及ばず20k過ぎで無念のDNF(途中リタイア)となりました。