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RESULT

RESULT 2016年

2016 LaPaz CAMTRI Triathlon American Cap

開催日 2016年03月12日(土)午後3時00分
開催地 メキシコ合衆国・南バハカリフォルニア州・州都ラパス市
コース スイム1510m、バイク40.2km、ラン10km

【男子トップ3と日本選手成績】

順位 氏名 記録
1 David Mendoza(メキシコ) 1:52:07
2 谷口白羽(トヨタ車体) 1:52:29
3 Fabian Villanueva(メキシコ) 1:53:42
11 小林大哲(日本食研) 1:56:17

【関連Webサイト】

公式リザルト:http://www.triathlon.org/results/result/2016_la_paz_mex_camtri_triathlon_american_cup/280637

実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

【レースリポート】

レースリポート

 澄み切った青空と赤茶色の乾いた大地、最終戦はロサンジェルスから下に伸びるバハカリフォルニア半島先端部にある街、ラパズでの戦いでした。オーランドナショナルトレーニングセンターを拠点とし、2戦目終了後も調整をして挑みました。朝晩は涼しく過ごしやすいものの日中の日差しはコスタリカ以上に厳しく、午後3時とは思えない過酷なレースでした。

 22人がヨットが停泊するビーチを一斉にスタート。直後は横一線でした。コースは750mを2周回する一般的な設定ではなく1500mを一気に泳ぎきるものでした。中盤までは大きな集団だったものの徐々に脱落する選手が現れました。

 1戦目の高波、2戦目のハイスピードや長身選手の強烈なバトルにスイムの不発を挽回したいところでしたが、ここでも第3集団でのとスイムアップとなってしまいました。

 バイクでも10人を超える先頭集団に対して、僅か2人で追いかける小林選手がハイペースを維持することが出来ませんでした。第2集団を積極的に主導しものの4分ものタイム差をひっくり返す事は並大抵ではありません。

 それでもポイント獲得に向けて小林選手は追走しました。力の限りを出し尽くしラントップまで7秒の好走でしたが、最後まで勝負に絡む事が出来ませんでした。

《監督 相澤義和》

【小林選手コメント】

 南米遠征最後のレースとなりましたが、結果は総合11位となり何とかポイントを獲得することができました。

 スイムは1500mの1WEYのコースで中切れが起こりやすいのは事前からわかっていたので、とにかく集団にしっかりと食らいついていくことを考えて臨みましたが、約半分を過ぎたところで恐れていた中切れが起こり、自分のところでも起こってしまいました。必死でペースを上げて前の集団に食らいつこうとしましたがどうしても追いつけず、大きく離されてしまいました。

 バイクは砂漠・サボテンしか生息できない赤土が乾ききったアップダウンの厳しいコースでした。序盤は単独でしたが、後続集団に吸収されたり前から落ちてきた選手を吸収したりして、折り返しまでに10人ほどの集団になりました。なかなか集団のペースが上がらなかったので、他の選手に声をかけたり集団を積極的にコントロールしたりして、少しでも前との差を縮めようと努力しましたが思うように縮まりませんでした。

 ランは折り返しが4回あったので前との差を何度も確認できました。7位以降の選手は動きがかなり鈍っていたので追いつけるかもしれないと思い、ペースが落ちそうになったら前を見てとにかく抜いてやると強く意識して走りましたがなかなか縮まらず、結局バイクをスタートした順位から上がることはありませんでした。

 スイムでの出遅れがバイクに響き、バイクで大差をつけられて得意のランで全く勝負ができなかったのがこの遠征のレースで下位に沈んだ原因です。

 次のレースではスイムから先頭集団、もしくはそこに近い位置で上がって、バイクで食らいつき、ランで勝負ができるように取り組んで参ります。

 今後ともご支援の程、何卒宜しく御願致します。