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RESULT

RESULT 2016年

第5回愛南町いやしの郷トライアスロン大会

開催日 2016年6月4日(土) 午後1時00分
開催地 愛媛県南宇和郡愛南町西海特設会場
コース スイム1.5km、バイク40km、ラン10km

【男女トップ3成績】

順位 氏名 記録
1 平松幸紘(日本食研/愛媛) 02:01:40
2 小林大哲(日本食研/愛媛) 02:03:50
3 三宅真一 (香川県) 02:13:01
順位 氏名 記録
1 田中麻優(日本食研/愛媛) 02:29:37
2 松本華奈 (島根県) 02:33:39
3 北吉舞 (奈良県) 02:36:44

【関連Webサイト】

公式リザルト:http://www.jtu.or.jp/results/2016/16ainan_result.pdf

実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

【レースリポート】

レースリポート

 午後1時、327人の選手が3ウェーブに分かれてスタートしました。

 第1ウェーブ男子には平松選手・小林選手が優勝を争いスタートから一歩も譲ることなく最初の折り返しまで並泳していました。

 その後、小林選手が10秒のリードを広げるものの追われているように2周目に入りました。平松選手は全く慌てる様子も見せず続きました。スイムで25秒にリードを広げ、小林選手が厳しいバイクコースに入りました。バイク1周回、それほどタイム差が縮まらなかったものの、2周目に入ると、その差は20秒を切りました。3周目、平松選手が逆転。小林選手も大きくペースダウンせずに残りの距離を進めました。

 勝負は最後のラン10km。平松選手が先頭で1分近いリードでスタート。昨年の国内レースにおいてランラップ全てを獲った小林選手には十分な射程距離で追走が始まりました。1周目終了、41秒差になるものの平松選手は慌てる表情も見せずレースを楽しんでいるようにも感じました。

 3周目、平松選手が全くリズムを崩さずゴールを目指します。逆に追う立場の小林選手が大きくランニングフォームを乱していました。平松選手がランラップも奪い、3回目の優勝を飾りました。

 女子、最年少で初めてのトライアスロンに挑んだ田中選手は、第3ウェーブからのスタートでした。得意なスイムで全体でも平松選手に続く3番目のタイムで泳ぎきるとバイクでもその勢いが衰えることなく後続とのリードを広げました。ランでも練習を上回るタイムで10kmを駆け抜け、見事にデビュー戦を優勝で飾りました。

《監督 相澤義和》

【平松選手コメント】

 今年の愛南は、上位2名が国体代表権を獲得出来るので、「まずは2位以内に入り、代表権を獲得する」という事を重要視して挑みました。

 スイム終了時に小林選手との差は約30秒と、予想通りの展開でした。理想の展開としては、バイクで追いついて差を広げる事でしたが、天候は雨。小林選手とのタイム差が一番表れるバイクの下りで攻められないという、自分自身には不利な展開でしたが、「ランまでは、とにかく焦らずに自分のペースで淡々と進めていこう」と、決めて走りました。結局、逆転は出来たものの、タイム差は1分も無かったのでランでまた逆転されると思っていました。

 しかし、小林選手がまさかの得意種目でもあるランで失速するという展開になり、運も味方して優勝する事が出来ました。

 国体の代表に決まった以上は、他の選手以上に練習も頑張り、少しでも上位に食い込めるよう頑張りたいと思います。

【小林選手コメント】

 今回のレースは、最近の低調さから焦ってしまい自分自身の状態を見極められなかったことが敗因です。3種目ともに状態が上がらず、得意のランにすら不安を残してしまったので、スイムから先行しなければ勝つことは出来ないと過度な思い込みをしてしまいました。結果スイムから苦しい状態でした。

 バイクは後半の失速を恐れて自分のペースを守ったことがタイムの低下につながり、50秒しかなかった差をランで思うように詰められず動揺して本来の走りが全くできずに悔しい2位となりました。

 アジアカップ泰州大会での失敗を引き摺ってしまった形となりましたが、とにかく切り替えて月末のアジアカップ蒲郡大会で今度こそ目標を達成できるように取り組んで参ります。

 今後ともご支援ご声援の程、何卒、宜しく御願致します。

【田中選手コメント】

 今回無事にデビュー戦を終えることができほっとしています。正直なところ51.5キロを完走できるか不安でしたが、1位でゴールしたときは本当に嬉しかったです。

 スイムでは第3ウェーブスタートで3・40人の大集団の中をかき分けて泳いだときは戸惑いましたが、空いているところを見つけて上手くかわしながら泳ぐことができました。

 バイクでは須崎合宿のおかげで愛南のキツイ上り坂が、気持ちだけではありますが楽に感じました。また、雨の中でバイクが経験できたのは私にとっては大きかったです。

 ランでは今回のレース中で一番の課題でした。ランでは急な上り坂があり、何度も心が折れそうになりましたが、沿道の方々からの応援に助けられ最後まで頑張ることができました。

 全体的に見て、3種目とも経験・力不足ではありますが、特に私の課題はランになるのでそこを重点的にやっていきたいです。そして、今後も自分の目標が達成できるように日々努力したいと思います。

 今回は応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。こうして最後まで諦めることなくゴールできたのは皆様の声援のおかげです。次のレースも自分らしく頑張りたいと思います。