RESULT 2016年
NTT ASTCトライアスロンアジアカップ蒲郡
開催日 | 2016年6月26日(日) 女子11時15分、男子12時50分スタート |
---|---|
開催地 | 愛知県蒲郡市 |
コース | スタンダートディスタンス(スイム1.5㎞/バイク40㎞/ラン10km)ITU(国際トライアスロン連合)公認 |
【エリート女子 上位選手と弊社選手成績】
順位 | 氏名 | 記録 |
1 | ジャズ・ヘッジランド(オーストラリア) | 1:58:30 |
2 | 高橋 侑子(富士通/東京) | 1:58:37 |
3 | 足立 真梨子(トーシンパートナーズ・チームケンズ/山梨) | 2:00:34 |
20 | 高橋世奈(日本食研/愛媛) | 2:11:18 |
※高橋は強化指定選手認定を受けていない為、公式リザルトでは愛媛県トライアスロン協会の所属名表記となっています。
【エリート男子 上位選手と弊社選手成績】
順位 | 氏名 | 記録 |
1 | デクラン・ウィルソン(オーストラリア) | 1:48:49 |
2 | マーセル・ウォーキントン(オーストラリア) | 1:49:03 |
3 | 田山 寛豪(NTT東日本・NTT西日本、流通経済大学職員/茨城) | 1:49:57 |
8 | 石塚祥吾(日本食研/愛媛) | 1:50:53 |
11 | 平松幸紘(日本食研/愛媛) | 1:52:53 |
18 | 小林大哲(日本食研/愛媛) | 1:55:20 |
【関連Webサイト】
公式リザルト:http://www.jtu.or.jp/results/2016/16gamagori_elite_result.pdf |
実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/ |
【レースリポート】
![]() |
今年も男女共にオーストラリアから若手強豪選手の参加が有り、男子に関しては国内強豪選手がほぼ全員出揃うという日本選手権に匹敵するハイレベルな大会となりました。 女子の高橋選手は初のアジアカップ参戦となりました。スイムでは14位集団の後方で上がり、第3集団に入れるかどうか の位置に付けていましたが、トランジットからバイクスタートで置いていかれて後続の最終集団でレースを展開する事になりました。 先頭集団とは1周で約30秒以上の差を付けられてしまっていたので先頭集団との差を常に意識して、周回遅れによりランへ移れない事だけは避けるよう、集団内でも先頭に出た時にはペースを積極的に上げて、何とか先頭集団から逃げ切る事ができました。IITUポイント獲得圏内でのランスタートで期待もありましたが、ランではバイクで脚を使った影響もあり、苦しい走りが終始続いて総合20位、7人の集団内では4番目でフィニッシュし、トライアスロンとしてのランの厳しさを痛感する事となりました。しかし、怪我によりレースに向けての準備が圧倒的に足りない中でよく粘って最後まで走り切る事ができました。 男子は石塚選手がスイムをトップで上がり12人の先頭集団でバイクを展開しました。小林選手はバイクで先頭集団に入るまであと一歩のスイム先頭の石塚選手から22秒差で上がりましたが、最後方から前の集団を追いかける力は無く、後続の平松選手含む第2集団で展開しました。先頭集団から途中、2名の逃げが決まり、約10人程の第2集団となって約50秒の差でランへ移りました。 小林選手は6周回目のUターン直後のペースアップで集団から脱落し、後続集団にも置いていかれ単独走となる厳しい状況となりました。石塚選手は強豪選手を従えて4人グループの先頭を引く積極的な場面もありましたが、前を追い切れず、ペースメイクに利用される形となり8位でフィニッシュしました。この集団からは4位、7位にそれぞれ入っているので勝負弱さを露呈する結果となりました。 平松選手は第3集団から追い上げ11位。小林選手は18位でフィニッシュしました。 《コーチ 佐藤治伸》 |
【石塚選手コメント】
遅くはなりましたが今シーズン初戦でした。 レースまでの2か月半くらいは調子の波も少なく、順調に練習を継続出来ていたので自分自身でも楽しみにしていましたし、レースに出なかった間は実戦練習を多く行っていたので、実際のレースとの雰囲気以外には戸惑いはそこまでありませんでした。 スイムを1位で上がれたのは驚きましたが、それ以外はバイク・ラン共に見せ場がないまま終わってしまったと思います。 七ヶ浜、舞洲と2戦続きますが、このような順位で落ち着かないよう、一か八かどちらの順位に転んでもいいくらいの気持ちでレースをしたいと思います。 応援の程、よろしくお願いします。 |
【平松選手コメント】
今シーズン最初のエリートレースとなった蒲郡大会でしたが、結果は11位となりました。 スイムは決して良い位置で上がれた訳ではありませんでしたが、よくやってしまう「後半の失速」や「すぐ前に見えている集団から離されてしまう」といった事はなく、悪かった点と改善出来た点がありました。 しかし、バイクは思うようにペダルが回せず、集団の中に入っているのがやっとの状態でした。本来であれば積極的に集団のローテーションに入らないといけないのに、それが出来なかったのは大きな反省点です。 ランは、バイクの不調が嘘のように、段々と脚が動いてくる感じで、3種目の内で1番内容が良かったです。 近隣の弊社支店や営業所からは、約40名の社員の方々が応援に駆けつけてくださり、最後まで諦めない走りが出来ました。全体的にみると「上出来ではないが、最低限のレースは出来た」と言う感じでした。 2週間後には、私の出身地大阪でのアジアカップがあります。このレースでは上出来のレースが出来るよう、頑張りたいと思います。 |
【小林選手コメント】
今回は直前まで状態が回復しない中でのレースとなったので、その中で最初から攻めてどこまで出来るのかを目的として臨みました。 スイムは、1周目・2周目とも同じリズムと泳ぎで前の選手に付いていくことが出来ました。バトルも上手くかいくぐって第2集団の先頭でスイムを終えました。しかし、その後のトランジットまでに更に差を詰めようとペースを上げて走ったら左足をつりかけてしまい、第1集団には追い付くことは出来ませんでした。 バイクは、出だしが単独になってしまったため後ろから来た2人を待って集団で追い上げようとしました。しかしスイムでかなり力を使ってしまい、後ろでついているだけでも苦しい状態でした。周回を重ねるごとに余力が無くなり、結局第2集団でスタートしたのが最終的に第4集団の更に後ろまで落ちてしまいました。 ランはとにかく行けるところまで行こうと最初から全力で走りました。2周目からストライドが伸び始め上半身との連動もスムーズになってきたので、行けると思って最後まで押し切りました。 結果としてはまたしても目標に届かず、ITUポイントも獲得できませんでしたが、今回のレースに臨む前の状態から少し軌道修正ができたので、続く七ヶ浜、大阪では上位争いが出来るように調整して参ります。 |
【高橋選手コメント】
今回が入社後初のレースとなりました。5月上旬に手首を骨折し、練習を再開してから2週間余りでしたが、ポイント獲得を目標に挑みました。結果は、順位はポイント獲得圏内ではあったもののタイムが及ばず、ポイントを得ることができませんでした。 1種目目のスイムでの出遅れが響いた結果です。タイムはもちろんですが、せめて自分がいた集団の中の先頭で上がっていれば、バイクで1つ前の集団に入ることができたと思います。集団のどの位置で上がるかが結果を大きく左右することを今回のレースで痛感しました。また、バイクで脚を使ってしまった結果、ランでも力強い走りができませんでした。しかし、これまでバイクからランに移った直後は強く踏み込めない感覚があったのですが、最近はバイク直後でもランに上手く移行できるようになってきました。このような一歩ずつの前進を積み重ねていきたいと思います。 今回、スイムがバイクに影響し、バイクがランに影響してしまう厳しさを感じましたし、そこが3種目を通して行うトライアスロンの面白さでもあります。まずは手首が完治し、こうしてレースに出場できたことを嬉しく思っています。しかし、当然この結果では納得していません。これから怪我なく練習を重ね、より高いレベルで勝負ができるよう取り組んでいきます。 |