HOME > 日本食研 実業団トライアスロン部TOP > RESULT > 2016年 > 第13回日本スプリントトライアスロン選手権

RESULT

RESULT 2016年

第13回日本スプリントトライアスロン選手権

開催日 2016年7月3日(日) 男子午前10時45分/女子午後0時20分
開催地 宮城県宮城郡七ヶ浜町湊浜海浜緑地公園特設会場
コース スイム750m、バイク20km、ラン5km 

【男子トップ3及び弊社選手成績】

順位 氏名 記録
1 内田弦大 (AS京都・学連) 1:01:03
2 阿部有希(東京都トライアスロン連合) 1:01:24
3 仲尾俊祐 (保津川トライアスロン倶楽部) 1:01:30
10 石塚祥吾(日本食研) 1:02:31
13 小林大哲(日本食研) 1:03:02

【女子トップ3及び弊社選手成績】

順位 氏名 記録
1 菊池日出子(トライアスロンアカデミー福島) 1:07:47
2 杉原有紀(チームケンズ山梨) 1:08:02
3 見形知亜莉(宇都宮村上塾) 1:08:31
9 田中麻優(日本食研) 1:12:38

【関連Webサイト】

公式リザルト:http://www.jtu.or.jp/results/2016/16sendai-elite_result.pdf

実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

【レースリポート】

レースリポート

 時折激しい雨が降る中、ジュニア選考会を兼ねた42名がスタートしました。

 第一ブイまで半分を過ぎた辺りから、石塚選手が一人抜け出すと後続を大きく引き離し単独トップでスイムを上がりました。20秒ほど遅れ、小林選手が2番手でスイムを上がり懸命に石塚選手を追いました。

 小林選手はトランジッションで順位を落とすも、石塚選手を追いかける第一集団でレースを進めていました。しかし、10km(2周回終了)手前では第2集団になっていました。それぞれの集団が前を追い上げ徐々に石塚選手のリードが縮められていました。

 19km手前、ついに第一集団が石塚選手を捕らえました。吸収されながらもトランジッションを素早く処理し、トップでランをスタートしました。

 小林選手は1分13秒遅れ、第2集団のトップで逆転優勝を狙っての追走が始まりました。

 ところが先頭の選手が折り返し、追走する中に石塚選手の姿はありませんでした。私の前に姿を見せた石塚選手の表情には眼力がなく遠くをぼんやり見つめ呼吸も十分とはいえない状態でした。小林選手もペナルティーが分かり、10秒の停止。

 レースは完全に終わりました。石塚選手10位。小林選手13位のゴールとなりました。

 

 雨も止み、12時20分、女子12名の選手がスタートしました。田中選手はバトルに苦戦するもナショナルジュニアチーム代表選手に混じって3番目にスイムを上がりました。

 トランジッションで第一集団には入れませんでしたが、第2集団で上手くローテーションに入ると20kmをそのまま乗り切りました。

 バイクからランでのトランジッションも集団に追走していました。ただ、入社から3ヶ月程度の練習ではそこまでが精一杯でした。

 幸い、スイム・バイクでのリードが大きく、集団では最下位になってしまいましたが、後続には捕らえられることなく9位のゴールとなりました。

 ゴール手前に50名近い社員応援団がハイタッチを求めて陣取りましたが、全く余裕がなかったようでゴールに突き進む光景に『初心者』そのものを感じました。

《監督 相澤義和》

【石塚選手コメント】

 先週の蒲郡大会が中途半端な内容だったので、このレースに関しては思い切ってスイムから逃げ切る覚悟を決めて臨みました。

 スイム終了時点では後ろと約20秒のアドバンテージを作りましたが、バイクのラスト約1kで集団に追い付かれてしまい、ランへのタイム差も作れませんでした。

 そのランも呼吸が浅くなり、ペースを落として呼吸が落ち着かせましたがいつもの状態が戻らず、10位になってしまいました。多くのジュニア選手が集まる中、恥ずかしい結果です。

 ただ、このレースは自分の殻を破る為にスイムからトップで上がり、バイクも貯金を作り逃げ切る計画を立て望みました。ランスタートでは集団に吸収されましたが、そこまでは良かったと思っています。

 突き放せなかったバイク・ランを今一度調整し、このレースでの試みが『価値』のあったものと言える努力をして参ります。

【小林選手コメント】

 今回は非常に『もったいない』レースでした。

 スイムは序盤から先頭集団でレースを展開し、最終的に石塚さんには離されたものの、全体の二番目で上がることができました。

 その後のバイクの乗り出しでも落ち着いて、後続の選手と集団を形成してから石塚さんを追い始めました。 しかし、二周目の復路の直線に入るコーナーで落車をしてしまい左臀部を痛め、その後思うような追走が出来ず第2周団に留まるのが精一杯でした。

 ランに入ると転倒の影響か左足が右足に比べて上がらず、バランスが崩れたまま走ることになりました。焦りもあって本来の走りはほとんど出来ない状況で、トランジションでのペナルティを受け10秒のハンディを取り返すことなく順位を上げることは出来ませんでした。落車をしたということで、これは私のバイクにおける技術不足に他ありません。またペナルティを受けたことについても猛省し、二度と受けないように確実にトランジションをクリアすることを念頭において、次の舞洲に臨みます。

 スイムは少しずつですが課題修正が出来始めています。今度こそ得意のランを活かし勝負するため、スイムから遅れずバイクも先頭集団から脱落しない調整をして参ります。

【田中選手コメント】

 やはりエリートレースになると同世代と言えど、トライアスロン歴が豊富な選手が揃い一緒にレースができ刺激をもらいました。

 スイムではぶつかり合いながら、掴まれながらと先輩からバトルの厳しさを伺っていましたが、実際体験し、本当に驚きました。

 バイクでは集団の中でローテーションに加わることができ、良い経験になりました。

 ランではまだまだ足りないところばかりで、追いかけるどころか離されてしまいましたが、これからレースを沢山経験し強くなりたいと思います。

 今回は仙台の拠点から50名近い社員の方に応援に来ていただき、とても心強かったです。ありがとうございました。今後も努力を惜しまず、強くなりたいと思います。