RESULT 2016年
ITUトライアスロンアジアカップ(2016/大阪)
開催日 | 2016年7月10日(日) |
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開催地 | 舞洲スポーツアイランド・夢洲特設会場(大阪市此花区) |
コース | スイム750m (1周回) バイク19.5km(4周回) ラン5km(3周回) *スプリントディスタンス *ITU(国際トライアスロン連合)公認 |
【エリート男子トップ3成績と弊社選手成績】
順位 | 氏名 | 記録 |
1 | マシュー・ハウザー (オーストラリア) | 0:56:52 |
2 | 古谷純平(三井住友海上/東京) | 0:57:10 |
3 | 谷口白羽 (トヨタ車体/愛知) | 0:57:14 |
12 | 小林大哲(日本食研/愛媛) | 0:58:25 |
18 | 平松幸紘(日本食研/愛媛) | 0:59:07 |
21 | 石塚祥吾(日本食研/愛媛) | 0:59:24 |
【関連Webサイト】
公式リザルト:http://www.jtu.or.jp/results/2016/16osaka_asiancup_results.pdf |
実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/ |
【レースリポート】
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今年も海外から多数の選手が参加し、男子は総勢30名の海外選手を含む75名のフルメンバーで、例年通りの厳しい暑さの中でのレースとなりました。 スイムは人数が多く1列でのスタートが困難な事から、2列でのフローティングスターととなりましたが、3名ともに前列からのスタートポジションを選択する事が出来ました。今回も石塚選手がスイムの好調を維持してトップと1秒差、後続とは約15秒の差をつけての2位で上がり会場を盛り上げました。小林選手も好調を維持してトップから21秒差、第2集団の9番目で上がる事が出来ました。平松選手は前とは大きな差が無く秒差で続く集団にはいましたが、45番手での上陸となりました。 バイクは石塚選手が後ろから追い付いてきた集団と合流し、海外選手9名を含む14名の先頭集団を形成しました。 小林選手は先頭集団を狙える位置でしたが、序盤の平地メインの所から集団に乗れずに後続集団に下がり、平松選手は1周回目の途中で小林選手を含む第2集団に追い付きました。展開が落ち着いてきた中盤、2周回目のUターンで石塚選手が落車、平松選手がチェーントラブルでタイムロスしてしまいました。石塚選手は懸命に先頭集団を追いましたがあと一歩の所までいくも復帰出来ず、落車後は終始単独での走行となりました。平松選手は直ぐに集団復帰を果たしましたが、ここでかなり脚を使ってしまいました。 ランに入り、久々の好展開となった小林選手でしたが、余力が無く海外勢の飛び出した2名に置いていかれるものの、大集団となった第2集団からは3番目、全体でも5番目のランラップで12位でフィニッシュする事ができました。 平松選手は粘りの走りでポイント獲得圏内の18位に入り、トップからの5%フィニッシュもクリアしてITUポイントを獲得する事が出来ました。 石塚選手は今回もスイムでのリードを活かし切れずに、ランで失速する同様の展開となってしまいポイントの獲得圏外の21位でのフィニッシュとなりました。抜群の安定感を誇るスイムにおける集中力と勝負勘を他種目でも発揮できるようにするのが、今後の課題です。 《コーチ 佐藤治伸》 |
【小林選手コメント】
前半戦最後となった今回のレースですが、現状の力を出し切り、最低限の形にできたと思います。 スイムは、バトルに巻き込まれながらも序盤で抜け出すことができ、後半も失速せずに追い上げて、前の見える第2集団で上がることができました。 しかし、バイクの乗り出しで集団に残ることができず、せっかくのスイムでの好スタートを活かすことができませんでした。その後は第2集団で粘り続け、最後まで集団に残ることができました。ランはスタート時から消耗が激しかったので、冷静に判断して序盤から抑えめのペースで、後半失速しないようにフォームも意識しながら走りました。最後は先行していたオーストラリアの選手をとらえきれずに12位でのゴールとなりました。 目標としていた結果を出す事は出来ませんでしたが、苦手意識のあったスイムで第1集団で上がれたことなど収穫もありました。 次のレースはユニバーシアードになります。そこでは今回と同様にスイムから先頭集団で上がり、バイク終了までにその集団に残って、ランで勝負ができるように今後の練習に取り組んで参ります。 シーズン前半が終わりました。応援の程誠に有難うございました。また、今後と も応援の程、何卒、宜しく御願い致します。 |
【平松選手コメント】
私の故郷でもある大阪でのアジアカップという事もあり、気合を入れて臨みましたが、結果は18位に終わりました。 スイムは、終始密集した集団の中から抜け出せず、集団全体の後方でスイムを終えました。 バイクではアップダウンのある橋を往復するコースで、相性の良いコースだったのですが、4周の内、1周目はUターンの立ち上がりでクリートが外れる。2周目は落車が横や前で2回起こり危うく去年同様巻き込まれかける。3周目はUターンの立ち上がりでチェーンが外れて、何とか走りながら直すも、集団から100m近く離されるなど、終始何かしらのトラブルに見舞われ、精神的にも肉体的にもかなり疲弊しました。 ランは、バイクで中盤にメカトラ遅れてしまった際、上りを全力で追いかけ、集団に追いついて第2集団前方でのスタートは出来ましたが、相当脚を使ってしまった為か、走り出しは脚が重くて全くスピードが上がりませんでした。中盤からようやく動き出して順位を上げていきましたが、18位まで上げるのが精一杯でした。 今シーズン前半戦はこのレースを持って終了となります。 マネージャー兼選手という立場になったとは言え、練習時間が少なくなった訳ではなく、選手と同じ内容の練習をさせて頂いているので、レースに出る以上は結果を残さなければなりません。そういう立場にありながら、思うような結果を残せなかった事は応援してくださっている方々に対して、本当に申し訳なく思っております。 シーズン後半戦は、9月末からの3連戦となり、その内の2戦は国体と日本選手権です。これらのレースで、前半戦の内容を払拭出来るような結果を残せるようにする為にも、簡単な事ではありませんが、選手のサポートを優先させながらも、自分の競技力向上にも頭と体を使っていこうと思います。 最後に、改めまして、中々皆様に喜んで頂ける様な結果を残せない弊社トライアスロン部への変わらぬご声援やご支援、心よりお礼申し上げます。 |
【石塚選手コメント】
スイムは余裕を持った中で2位で上がりましたが、バイクのUターンで落車し、先頭集団から脱落したのが全てでした。 そこで追いかけた時に力を使ってしまい、ランも立て直せませんでした。 ここ3レースで、スイムは一段階上に進めたと実感できる内容でしたが、特にランは後半にかけてビルドダウンして、パフォーマンスにもムラが目立ちました。 次のレースまで期間が空くので、苦手のままにせず、じっくり強化する期間にしたいと思います。 大阪の近隣拠点の社員の皆様、応援して下さった皆様ありがとうございました。 |