RESULT

RESULT 2016年

2016 希望郷 いわて国体

開催日 2016年10月2日(日)女子午前9時 男子午後0時30分
開催地 新潟県村上市瀬波温泉海岸特設コース
コース スイム1.5km、バイク40km、ラン10km 

【女子トップ3と弊社選手成績】

順位 氏名 記録
1 上田 藍(稲毛インター/千葉県) 2:00:01
2 加藤 友里恵(稲毛インター/千葉県) 2:02:09
3 福岡 啓(東京農業大学・ベルマーレ湘南/神奈川県) 2:02:17
7 高橋 世奈(日本食研/高知県) 2:04:24
20 田中 麻優(日本食研/愛媛県) 2:10:06

【男子トップ3と弊社選手成績】

順位 氏名 記録
1 古谷 純平(三井住友海上/東京都) 1:50:25
2 小田倉 真(東京都連合/東京都) 1:50:53
3 谷口 白羽(トヨタ車体/愛知県) 1:51:11
11 平松 幸紘(日本食研/愛媛県) 1:54:17
23 小林 大哲(日本食研/愛媛県) 1:55:57

【関連Webサイト】

公式リザルト: http://www.jtu.or.jp/results/2016/iwate2016_f.pdf  http://www.jtu.or.jp/results/2016/iwate2016_m.pdf

実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

【レースリポート】

レースリポート

公式競技として最初の大会。復興を願う岩手・釜石に歴代オリンピック選手や今夏リオに出場した多くの代表選手、故郷を代表する総勢180人の選手が歴史のページを開きました。

 

午前9時、女子に高橋選手(高知県代表)・田中選手(愛媛県代表)新人2人がスタートしました。田中が得意なスイムで上田選手に続き先頭集団中盤、高橋も後方に続きました。

2周目も遅れずに先頭集団でスイムを上がりました。しかし、トランジッションで共に集団を逃してしまいバイクでは第2集団に吸収されると、その後はペースが上がらず第1集団から2分40秒と大きく離されてバイクを終了しました。

Jr世界チャンピオンの松本選手、ナショナル代表実績のある選手が追走し、2人はここでも後方からのスタートとなってしまいました。

上田選手が快走を披露し1人飛び抜ける中、入賞をめざして高橋選手も第2集団の先頭に立ちました。5kmを過ぎ、10番手に上がると高知県応援団の応援もヒートアップ!高橋選手も大声援に負けない走りが続きました。ゴール前では8番手の選手も交わし7位でのゴールすることができました。

田中選手は最も苦手なランでしたが、大きく順位を落とすことなく20位でのゴールしました。

 

午後0時30分、男子がスタートしました。スイム1周目、小林選手は先頭集団後方で泳ぎました。平松選手は第3周団辺りでした。2周回目、小林選手がやや遅れてしまいトランジッションでも第2集団後方での厳しい展開となりました。平松選手は順位を上がれず、第3周団からのスタートでした。 小林選手が第2集団に留まり、平松選手の追い上げを期待していましたが、願い届かず・・・。共に第3集団でようやくランへ移りました。

長崎の末岡選手が前半から積極的に飛ばす中、平松選手は無理はペースで追わず冷静にペースを刻みました。小林選手は、いつもの走るから精細を欠きペースが上がりませんでした。先頭の古谷選手が安定したペースで独走、第2集団から小田倉選手が猛追し2位のゴールを飾りました。

平松選手は11位まで上がりましたが、前半の大差を挽回できず最後の国体で3回目の入賞を果たせませんでした。

小林選手も得意なランが振るわず23位のゴールとなりました。

《監督 相澤義和》

【高橋選手コメント】

トライアスロンが正式種目となった今大会は、私自身にとっても初めての国体でした。

今回はふるさと選手として高知県から出場することになり、7位入賞という結果で少しでもふるさとに恩返しができたのではないかと思います。

スイムはレースで初めてウェットスーツを着用し、スタート後は状況をみて先行する選手の方へとコースを取りました。途中周りの選手との接触があり、そこで引かないようペースを上げる場面はありましたが、潮の流れがあまりなかったので比較的一定の力加減で泳ぎ切ることができました。しかし、心配していたトランジットでやはり手間取ってしまい、第一集団を逃しました。

バイクは暫くは単独走となりました。13k過ぎに後ろの集団に追いつかれ、そこから9人の第ニ集団でレースを進めました。本調子ではない事を感じながらも集団の中で力を使うところと溜めるところのメリハリをつけながら、むやみに頑張らないよう心がけました。ただ、これまで合宿やレースで一緒になった選手には私の不調が伝わったようで、励ましの言葉や補給用のゼリーを飲むようにアドバイスをもらいました。私は自分のことで精一杯だったのに他の選手は周りをよく見ているのだと気づきましたし、レース中にも関わらず声をかけてくれたことが嬉しかったです。

レースは第ニ集団のままランへと入り、リズムを落とさないよう、また、力まないよう意識して前を追いました。

今回はバイクの力強さ、ランではラストのキレがなかったように感じます。また、特に際立ったのがトランジットの遅さです。トライアスロンは2時間に及ぶ競技とは言え、トランジットの数秒が結果的に数分にまで広がります。その事を今回特に痛感したので、1秒をつきつめる意識をもってこれからの練習、レースに取り組んでいきます。応援ありがとうございました。

【田中選手コメント】

今回初めてトライアスロン競技で国体に出場させていただきました。東日本大震災から5年と釜石市の復興の様子も見ることができ、住民の皆様の元気な姿や笑顔にパワーを貰いました。

結果は20位と納得のいく順位ではありませんでした。スイムは第一集団で上がることができ、冷静にコースやブイ、状況を判断できた中でバトルにも巻き込まれることなくスムーズにバイクに移れたと思います。

バイクではスイムで上がった位置での第一集団にのることができず、1人で走行する部分ができてしました。トランジットからのバイクの乗り出しでの遅れが今回とてもレース展開にひびきました。ですが、第二集団で上手くローテーションに加わることができとても良かったと思います。

ランはバイク終了時の順位をキープするので精一杯となってしまいましたが、以前の自分自身に比べると徐々に走れるようになってきているのではないかと感じました。まだまだ足りないところばかりですが、次のレースに向けて活かせるようなレースができたのでこれをしっかりと活かして臨みますです。

【小林選手コメント】

今回のレースは愛媛県代表として恥ずかしい結果に終わってしまいました。

先週末の村上大会ではスイムで大きく出遅れてしまったので、今回はスイムから先行して先頭集団に食い込むことをポイントにしていましたが、1周回目は先頭集団から少し遅れる位置で通過したものの2周回目で失速し、更に上陸直後に足をつって前の集団をとらえきれず、厳しい位置からバイクスタートとなりました。

バイクも自分のリズムをつかめず、2つ集団を落とすこととなり、単独走の時間が長かったため消耗も大きくなってしまいました。

ランに入った時には足が残っておらず、悪い時の走りがそのまま出てしまい、追走どころか逆に順位を落としてしまいました。

日本選手権に向けて非常に厳しい状態となってしまいましたが、今期の一区切りとなり、来季に向けても重要なレースとなりますので、イメージを作り直し、しっかりと修正して臨みたいと思います。

【平松選手兼マネージャーコメント】

岩手県の釜石市で行われた今年の国体ですが、結果は11位となりました。

今回は、初の国体正式種目での開催ということもあり、出場選手のレベルもこれまでより上がりましたが、国体の得点圏となる8位以内を目指して挑みました。

しかし、今回も課題であるスイムで出遅れてしまい、バイクでも精彩を欠いた走りでした。ランでは粘りの走りが出来て、順位を上げていけましたが、11位までが限界でした。

来週末には日本選手権が控えているので、今は今回の結果に落胆している場合ではありません。思うような結果が残せないレースが続いていますが、やるべき事を見失わずに来週向けてやっていこうと思います。