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RESULT

RESULT 2016年

第22回日本トライアスロン選手権東京港大会

開催日 2016年10月9日(日)女子午前8時25分スタート 男子午前11時00分スタート
開催地 お台場海浜公園トライアスロン特設会場
コース スイム1.5km、バイク40km、ラン10km 

【女子トップ3と弊社選手成績】

順位 氏名 記録
1 上田 藍 (ペリエ・グリーンタワー・ブリヂストン・稲毛インター/千葉) 2:03:07
2 高橋 侑子(富士通/東京) 2:03:50
3 高橋 世奈(日本食研実業団トライアスロン部/愛媛) 2:04:09
31 田中 麻優(日本食研実業団トライアスロン部/愛媛) 2:13:24

【男子トップ3と弊社選手成績】

順位 氏名 記録
1 田山 寛豪(NTT東日本・NTT西日本・流通経済大学職員/茨城) 1:52:01
2 古谷 純平(三井住友海上/東京) 1:52:41
3 細田 雄一(博慈会/東京) 1:53:27
8 小林 大哲(日本食研実業団トライアスロン部/愛媛) 1:55:40
17 石塚 祥吾(日本食研実業団トライアスロン部/愛媛) 1:58:23
24 平松 幸紘(日本食研実業団トライアスロン部/愛媛) 1:59:28

【関連Webサイト】

公式リザルト: http://www.jtu.or.jp/results/2016/16nationalchampionships_result.pdf
大会公式サイト: http://www.jtu.or.jp/national_championships/index.html

実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

【レースリポート】

レースリポート

 強雨の中、午前8時25分60名の女子選手がスタートしました。世界選手権Jr代表の瀬賀・久保杢選手が単独で1・2番手で上がりました。

 高橋・田中選手は、2番目の集団で1分余りのリードを許しましたが、前の集団を追える位置でした。

 バイクでは、先頭集団が2周回目の始めに落車。全体のペースが緩みました。更に先頭集団と後続集団が縮まり、高橋選手の第2集団も先頭を捉えました。

 高橋選手は最後でランまで耐え抜きました。

 15人の大きな集団でしたが、トランジッションでは高橋侑子選手が抜け出し、上田藍選手が続きました。そして高橋選手の猛追が始まりました。

 集団をあっという間に後方へ追いやり、3km前後に高橋侑子選手に並び2番手に上がりました。上田選手、2番手争いの二人には後続から追走する選手の姿はありませんでした。8km折り返し手前で高橋侑子選手がスパートすると併走することはできませんでしたが、自身、日本選手権2回目の挑戦で見事表彰台を勝ち取りました。

 リオデジャネイロオリンピックでは目標に届かない日本チームでしたが2020東京に向けたニューヒロインの誕生でした。

 田中選手はスイムで高橋世奈選手と同じ集団でしたが、トランジッションで遅れ、第3集団でのバイクでした。後半から集団から脱落してしまい苦しい展開でした。

 33番目にバイクを終了。ランで2つ順位をあげましたが31位でのゴールとなりました。

 入社から6ヶ月。最も経験が無い状態から31位でのゴールは、立派だったと思います。

 

 激しい雨も収まった11時、男子がスタートしました。今期国内レースではスイムをトップで上がっていた石塚選手でしたが、好調をキープできませんでした。

 それでも6番手の第2集団トップでスイムをあがりました。小林選手もその集団に残りました。

 しかし、スタート直後に石塚選手が落車、大きなタイムロスをしてしまいました。小林選手も集団に残れず、平松選手はスイムの出遅れが響き、バイクで上位争に絡めず厳しいレースとなりました。

 小林選手がバイク14番目から得意なランで追い上げるものの8位、石塚選手も同じくランで今までにない快走をするものの17位、平松選手は見せ場無く、24位でのゴールとなりました。

《監督 相澤義和》

【高橋選手コメント】

 今回の日本選手権はレース展開に恵まれ、3位になることができました。

 スイムはスタート後にバトルがあり、前に進むというよりもとにかく沈められないように耐えるので必死でした。バトルが落ち着いてからは中切れしないよう前の選手との差を意識しながら泳ぎましたが隙をつくってしまい、他の選手に間に入られたことが反省点です。

 バイクでも前の選手との差を開ける場面があり、周りの選手の迷惑になっていたため集団の後ろで走り続けました。勿論、後ろに下がれば下がるほどコーナーでの立ち上がりなどペース変化の激しい場面で不利になることは分かっていましたが、雨が降っていたことから落車への恐怖が先に立ってしまい、積極的な走りができませんでした。しかし、私のいた第二集団が先頭集団に追いつき、ラン勝負に持ち込む展開となりました。

 ランに関しては自信をもって走り出せたのでトランジションでの遅れをすぐに取り戻し、暫くは高橋侑子選手と並走が続きました。ラスト4周目のUターンで侑子選手がスパートし、そこに対応できずそのまま3位でのフィニッシュとなりました。

 これからは今日の結果を実力として認めてもらえるよう、更に上を目指して取り組んでいきます。応援ありがとうございました。

【田中選手コメント】

 今シーズン最後のレースである日本選手権に出場してきました。日本のトップ選手達がいる中でどれだけ戦えるか、自分自身の現在の力がどれくらいなのかというの知ることができました。結果は31位と目標に届きませんでしたが、今回の結果をポジィティブに捉え、今後に繋げていきたいと思います。

 スイムは波がある中で自分のリズムをつくり、バトルに巻き込まれましたが、一歩も引くことなく泳ぎ切ることができました。

 バイクは大雨の中で視界も悪く、落車をさけて走行した為思うようにスピードを上げられず、最終周には離されてしまい、単独走行になってしまいました。

 ランでは離れてしまった差を埋められるように大きな走りを意識して走りました。リズムをしっかりとつくり最後までそのリズムを保ったまましっかりと走りきることが出来たと思います。

 今回のレースは本当に多くのことを学ばせて頂きました。より身近に日本のトップ選手を感じることができ、これからやるべきことがしっかりと見えてきました。日本選手権で今シーズンのレースは終わりましたが、次のシーズンに向けてより上のレベルで戦えるように努力していきたいと思います。

【石塚選手コメント】

 今回の日本選手権は今までで一番順位を狙える状態だと思っていましたが、改めて狙って獲る難しさを感じました。

 絶対に先頭で上がると臨んだスイムで遅れてしまい、今シーズン積み上げてきた自信が過信だったということを痛感しました。

 その後のバイクで落車もしましたが、そこから上位に絡める力が無かったのも同じく、17位という順位に表れていると思います。

 今シーズンも色々と学ばせて頂きました。最終戦を良い結果で締めたかっただけに、結果に対しては悶々とした気持ちだけが残ります。

 昨年の冬場で年間を戦い抜くだけのベースを作れませんでしたが、来期までレースが無いのでまず戦う為のベース作りに重点を置いて強化したいと思います。

 今シーズンもご応援有難うございました。

【小林選手コメント】

 今シーズン最終戦となりました日本選手権は8位という結果でした。

 スイムを序盤から好位置で展開でき、2周目以降もスイムの得意な選手の真後ろについて集団に食らい付くことができました。

 しかし、課題であったバイクの乗り出しで今回も離れてしまい、1周目は単独走となり2周目で後続集団に吸収され、以降は集団の最後尾でとにかく我慢してついて行くのが精一杯でした。

 ランは余力がない状態でしたので、後半のペースダウンを防ぐためイーブンペースで押しながら前を追いました。しかし、とらえることができたのは1名だけでした。

 今期最後の日本選手権で最低限の纏め方はできましたが、今回のレースを含め今期はレース直前まで状態に不安があり自信をもって臨むことができませんでした。

 来期は事前準備をしっかりと行い状態をベストにして、自信をもって臨めるように努力して参ります。

 今後ともご支援ご声援の程、何卒、宜しく御願致します。

【平松マネージャー兼選手コメント】

 10位を目標に挑んだ今シーズン最終戦となる日本選手権ですが、24位と惨敗でした。

 3連戦の3戦目と言うことで体調が心配でしたが、レース当日は問題ない状態でした。

 しかし、スイムの中盤ぐらいからキツさを感じ始め、失速する一方でした。

 バイクでも、スイム同様動きが悪く、ジワジワと脚を消耗してしまい、今回は、ランでもスピードに乗った走りが出来ず、中途半端な結果に終わりました。

 最終戦ぐらいは応援してくださる方々に結果で恩返しがしたかったのですが、このような結果に終わってしまい大変申し訳ございませんでした。

 今シーズンも、多大なるご声援、ご支援、誠にありがとうございました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。