HOME > 日本食研 実業団トライアスロン部TOP > RESULT > 2017年 > アメリカンカップ 2017 プラヤエルモサ大会

RESULT

RESULT 2017年

アメリカンカップ 2017 プラヤエルモサ大会

開催日 2017年3月5日(日) 男子午前6時05分 女子午前6時30分スタート
開催地 コスタリカ共和国
コース スイム1500m(2周回)、バイク40km(1往復)、ラン10km(4周回) スタンダートディスタンス※国際トライアスロン連合公認 

【エリート男子トップ3と日本人選手の成績】

順位 氏名 記録
1 谷口白羽(トヨタ車体/愛知) 02:00:24
2 前田凌輔(ベルリオ/愛知) 02:01:27
3 石塚祥吾(日本食研/愛媛) 02:01:55
6 小田倉真 (日本体育大学/学連) 02:05:02

【エリート女子トップ3と日本人選手の成績】

順位 氏名 記録
1 Beatriz Neres(ブラジル) 02:20:14
2 高橋世奈(日本食研/愛媛) 02:21:13
3 福岡啓(湘南ベルマーレ/学連) 02:22:58

【関連Webサイト】

公式リザルト:
男子全結果詳細(全17名) http://www.triathlon.org/results/result/2017_playa_hermosa_camtri_triathlon_american_cup/308521_
女子全結果詳細(全8名) http://www.triathlon.org/results/result/2017_playa_hermosa_camtri_triathlon_american_cup/308522_

実業団トライアスロン部ブログ https://nsk-triathlon.blogspot.com/

【レースリポート】

レースリポート

 スタート予定時刻をやや過ぎて男子17名がスタートしました。石塚選手は好位置で泳ぎだし、1周目は後続の2番手選手の様子を伺いながら2周目に入りました。

  トップでスイムを終了することはできませんでしたが、キューバ同様に日本の次世代2選手に続きバイクに移りました。3人で集団を形成、後続にはランが強い小田倉選手が追ってくるのを諦めさせる為にハイペースで乗り切りました。

 トランジット手前で、谷口・前田選手に5秒ほどのリードされるものの後続とは2分以上の貯金を作っていた為、先頭争いには加われないものの3位をしっかり守り抜き表彰台に上がることができました。


 高橋選手もスイムで3番手に上がると急勾配の上り坂でひとり抜き、スイムトップの福岡選手と共に先頭集団でバイクをスタートしました。

 バイクでは、そのままの集団に見えていましたが、後続から3分も離れたブラジルの選手が、折り返しを過ぎて集団に加わったようです。

 4人の先頭集団最後尾からランをスタート。1周目でトップになって戻ってきました。いつもならここで後続選手が高橋選手から離されるはずでした。しかし10秒のリード以上開くことはなく、高橋選手以上に足取りがしっかりしていました。

 3周目、トップを守りきれず2番手に下がると、逆にリードを広げれられてしまい、狙っていた初優勝を飾ることはできませんでした。

《監督 相澤義和》

【石塚選手コメント】

 スイムは2周目の第1ブイを見失うミスがありながらも、最終的に追い付け事が大きかったです。ここで追い付けていなければ、バイクであまり協力が取れていなかった第2集団で、さらに差を広げられ、ランで挽回できるタイム差ではなかったと思います。

 バイクは下見をした予想以上の坂がスタート後と折り返し手前にあり、走った方が速いと感じる傾斜の箇所もありました。スタート直後から他の日本選手2人と私の計3名で協力しながら、ランで後ろの集団から逃げ切れるだけのタイム差を得て、日本選手の争いには破れましたが、リードを守り抜き3位でゴールしました。

 キューバとの2試合で、ワールドカップとWTS出場を見据えられるポイントが獲得出来ました。ただし今の実力ではスイム前半から大きく出遅れて、勝負にならない可能性もあります。

 スタート直後の飛び出しなど、苦手な部分がより展開を大きく左右するので重点的に取り組みたいと思います。

【高橋選手コメント】

 3連戦の2レース目となったコスタリカはキューバをはるかに超える暑さで、特にこの時期は暑さに慣れていないため真夏のように感じました。今回のレースも初戦と同じくポイントの獲得を目的としていて、優勝が狙えるレースでした。しかし、結果は2位で、優勝した選手にはスイムで3分あった差をバイクで単独で追い上げられ、ランでも逃げられるという負け方をしてしまいました。

  レースを振り返ると、今回のスイムは普段から上陸後トランジションエリアまでの走りが苦手なことと、今回はトランジションエリアまでが遠いうえに傾斜のきつい上りだったので、キックを少し弱めて足を残す意識で泳ぎました。泳力に課題のある私にとって足を残す試みができるレースは少ないため、こうして実践できて良かったです。

 バイクは起伏の激しい往復コースで、特にポイントとなる場所は何度か試走をしていたので心も身体も準備はできていました。30km辺りで後ろから1人の選手に追いつかれ、その後1人が集団から落ちて4人でランに入りました。ランで一時は先頭に立ちましたが、失速して2位でフィニッシュしました。

  バイクで単独の選手に追いつかれたのは、気の緩みがあったからです。トライアスロンは2時間に及ぶ長いレースですが、緊張感や集中力を切らしていい瞬間はないのだと改めて感じました。また、連戦ではレースが終わると同時に次のレースが始まるため、集中力の持続やオンとオフの切り替えがしっかりできるように心も鍛えたいきたいです。